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『エラリー・クイーン探偵事務所』 須原和男・訳(イングリシュトレジャリー) 語学春秋社

英語の勉強用のテキストで、CDがついています(まだ聞いていません)。
昔『ワールドシリーズの犯罪』というタイトルで出たのものの改題再刊のようです。

あらすじ→
ワールド・シリーズ第6戦、9回裏2死満塁。観戦者の目は、大リーグきっての強打者、スパークスのバットに注がれている。第3戦まで火を噴く勢いのスパークスだったが、突然スランプに陥ってしまった。なぜなら、彼愛用のバット“アンクル・サム”が何者かに盗まれたからだ。イーグルス敗北の危機!!3時間以内に真犯人を突き止めろ―E・クイーン探偵事務所に緊急の連絡が入った。


というわけで、タイトルからして「「エラリー・クイーン探偵事務所」って何。」と思ったのですが、そう言えば『ドラゴンの歯』で一瞬だけ起業(?)していたなあと思ったものの、読んでみるとぜんぜん『ドラゴンの歯』とは関係ありませんでした。
それで、もとのタイトルの「ワールドシリーズの犯罪」から想像して、「人間が犬を噛む」が元ネタなのかなと思っていたらそちらでもありませんでした。

しかも殺人事件じゃなくて「失せもの捜し」です。捜し物は、バット(野球の。)。
そんなことにエラリーをかり出すな、というご意見もございましょうが、わたくしとしてはもっと言いたいことがございます。

そんなことで殺人課のクイーン警視とヴェリーをかり出さないでくれますか。
(しかもヴェリーの綴り間違ってるんですけど。耳で聞いた発音をテキトーに再現したのでしょうか。)

エラリーは探偵としては得意なのは失せもの捜しだけじゃん、と揶揄されたこともありますので(参照『名探偵評判記』)、人選として間違ってはいないとは思いますけれども、エラリイ・クイーンファンとして脱力感が残ることは否めません…。

このシリーズはいわゆる名作以外に、ミステリやSFのなかなかいい作家でラインナップされているので、ファンのコレクターズアイテムとしてもいいかもしれません。(あるいはファンにとってはその程度の興味しかないものなのかもしれません…うう。)
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by n_umigame | 2007-06-17 18:32 | *ellery queen* | Trackback | Comments(0)
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