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『番線~本にまつわるエトセトラ~』 久世番子著(un poko essay comics)新書館

『暴れん坊本屋さん』の久世番子さんの最新(?)コミックスです。

今回は本にまつわるあれこれということで、いきなり散らかした本に囲まれてだらしなく(失礼)眠る番子さんの口絵は、どー見ても、これ、自分(恥)。でも、幸せそうに見えるから、これも自分かも…と思ったら、まーいいかー。うふふ。

ミステリ好きとしては東京創元社の編集部に潜入したお話がスゴイ…と生唾を飲みました。(全然生唾飲むような話じゃありませんが)こんな校正担当者さんがいると、うっかりしたもの書けやしませんね。

あと国会図書館のお話がおもしろかったです。
いやー…国会図書館の司書さんは「本>>>>>>>人。」というのは、大笑いしましたが、ぜったいそれ、本気入ってますね?(恐) 
某図書館の貴重書庫に案内してもらったことがあり、平素は真空状態にして桐の箱に入れて保管されていると伺ったのですが、入り口に酸素ボンベが。 万一人が庫内に残っているのに酸素を抜いてしまった場合に備えてだそうですが、いや、ちょー待て。人が残っているのに酸素抜くな。
ここの図書館でも「本>>>>>>>人。」でした……。

図書館の司書なんてそんな人たちなんだわー!!青い血流れてるんだわー!!(コラー!!全世界の司書さんに謝れー!!) と思われる向きには、心温まるお話を。
林望さんのイギリスエッセイで、やはり貴重な資料をブックトラックに乗せて運んでいるとき、古いブックトラックだったので、うっかり本を落としてしまったとか。それを見た司書さんたちは林さんの所に飛んできて、がっつり叱られる…のかと思いきや、「けがはなかったかい?」「大丈夫か?」と口々に林さんの心配をしてくれて、無事をつげると心から安心したように「良かった。人間の方が大事だからね。」と言ってくれて感動したそうです。
いやー心温まりますね? イギリス人は人間より動物の方が大事だというのはきっとウソですよね? 落ちた本が犬に当たっていたら林さんもただではすまなかったかも…なーんてこと考えたの、アタシだけですよね?

閑話休題。

書き下ろしで添えられた最後の「おやすみ本」。
これが実は一番好きなお話です。
本スキーの皆さん、寝る前に本読みますよね? チョイスを間違えて返り討ち(徹夜)に合ってしまった人も数多くいらっしゃると思います。
久世さんの理想の「大奥本(おやすみ本)」の基準はわたくしとまったく同じで、寝る前に「今日はどれ読もう」と思いながら、「これこれ…ようやく眠れる」という時は至福の時であります。

今日はどれ読んで寝ようかなあ…。
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by n_umigame | 2008-04-30 21:30 | コミックス | Trackback | Comments(0)
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