*さいはての西*

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『ポアロ : 小さな灰色の脳細胞』(名探偵を推理する1) 後藤稔著 (書肆侃侃房)

先日Yuseumさんのブログでも紹介されていたのを拝見して、おお、そんな本が、と思っていたのですが、やっと書店で見ることができました。

さっそく目を通してみたのですが、うーーーーん。

著者は高等学校の国語の先生でいらっしゃるということで、良くも悪くも「そういう感じ」な文章と構成でした。
造本もきれいだし、内容もたいへんまじめな良書ではあると思うのですが、わたくしのようなすれっからし(マニアの方から見たらわたくしなどひよっ子以外の何者でもないと思いますが)にとっては、いかにも食い足りない本でございました。

ある探偵についてでもいいしミステリそのものでもいいのですが、とにかくその対象が好きすぎて遠くへ行ってしまった、この、「ああーそんなところまで行っちゃって」という「取り返しのつかなさ加減」がO★TA★KU心をくすぐるというか、「惚れちまったんだね…わかるよその気持ち」という、やはり「惚れちまったもんはしょーがねえ」というスタンスが同病相哀れむというか、いずれにせよ、語弊を招く言い方ではありますが、常軌を逸している部分にミステリ好きの人の本を読む楽しみがあるのでございます。
水清ければ大魚なしっていうんですか?(違います)

壊れたところがない、いかにも優等生的な本なので、ひととおり知識を得たいという方や、初心者なんだけれども網羅的な書誌が欲しい、という方にはオススメいたします。

*追記:
シリーズ名が「名探偵を推理する 1」となっているので、2が出るのでしょうか。次は誰かなあ。
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by n_umigame | 2008-07-28 16:55 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
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