*さいはての西*

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『ホット・ファズ : 俺たちスーパーポリスメン!』(2007)

ロンドン警視庁のスーパー警官エンジェル巡査は、その高すぎる検挙率から組織内で妬まれ、田舎の村サンドフォートへ左遷される。署長の息子のダニーと相棒を組まされるエンジェルだが、のどかな田舎の生活になじめない。しかし平穏なはずの村に、次々と残虐な殺人事件が起きる。捜査に張り切るエンジェルだが、村人も警察の仲間も、みな事件を「事故」として片付けようとする。この村にはある秘密が隠されていた!



というわけで、鳩三礼さんのところで紹介されていたのを拝見し、「おー、こりゃおもしろそうだ」とちょっと調べたところ、マーティン・フリーマンとビル・ナイがまた共演していると知り、「おー、そりゃーおもしろいに決まってる!けってーい!!」と、うきうき仕事帰りに映画館へゴー。
(予告映画がモス・デフの新作で『銀河ヒッチハイク・ガイド』だー!!と見る前からいやがうえにもわくわくでした。というか、そういうノリが好きなお客が来るだろうという映画会社のマーケティングですね。そのとおりだ…)

まず、イントロ、期待通りツカミはオッケー!!
マーティン・フリーマン→スティーブ・クーガン→ビル・ナイと上司の階級がどんどん上がっていくシーンも、特に役者さんが何をしているわけでもないのに、次々出てきただけで大笑い。
そしてとうとう左遷先(って)へ移動するときの見せ方ですが、ここも大笑い。ちょっと、それ、一周以上してるかイギリス国土からはみでてますよぜったい!!(笑)

イントロですでに涙が出るほど笑ってしまったせいか、全体的にテンポがよかったものの中盤、多少だれました。
だれたところへ、「ええ!? そんな話だったんですか!?」という方向へ話は500mほど猛スピードでバタフライであらぬ方向へ。ここもサイコー。
そこへいきなり『ターミネーター2』のパロディが!?(笑)

残念ながら元ネタになったという映画2作は未見なので、パロディとしてのできがどうかということはわからなかったのですが、かっこいい(はずの)シーンであればあるほど大爆笑を誘い、いったん笑いのスイッチが入ったが最後、最後の最後まで笑顔のままでした。
(ちょうどわたくしが座った座席の列のギャラリーは左右とも笑い上戸の人ばっかりだったようで、それも相乗効果でした)
スーパーマーケットの死闘のシーンも秀逸でしたね。フルーツ攻撃も笑いましたが、お肉屋さんのショウウインドウが防弾ガラスなのも大笑いでした。なんでだよ…!(笑)

「のどかな田舎の村で連続殺人が」というのは、アガサ・クリスティをはじめとする英国ミステリの十八番ですが、その伝統をきっちり取り入れつつ、クライマックスはアメリカのコップ・ムービーやバディ・ムービーへの愛情とリスペクトにあふれており、しかもきちんとドラマの部分も作り込まれており、キャラクターの造型もしっかりしていてみんな生き生きしており、笑って笑ってほろりとさせる手腕に、もう大満足で映画館をあとにしました。
ああ、おもしろかったー!
音楽もいいよー。

決してアメリカ的笑いではないのですが、きっとイギリスのニヤリとさせられる笑いが好きな方には見て損はさせないかと思われます。
(ただしR15でけっこうグロいシーンも出てきますのでそこはご注意をー)

日曜日の夜と言うこともあって、カップルで来ている人が多かったのですが、↓で顔をはめて彼女に写真を撮ってもらっている男子、多し(笑)
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街を壊しながら悪党と戦うとか、背中を預けられる相棒といっしょにたった2人で巨悪(?)に立ち向かうとか、「男の子のアコガレ」を満載した映画でもあったということでしょうか。
主演の2人がだんだん男前に見えてくるんですからマズいよ、コレ(笑)。

おもしろい映画は見終わったあとの観客の心までもあたたかくしてくれますね。いや本当に。

ところで↓




ケイト・ブランシェットとピーター・ジャクソン監督が出ていたそうですが、ニコラスの元カノとサンタだったそうですね。
元カノはわかりましたが(あの美しい目ヂカラ!)、「サンタに刺された」というシーンはただの笑い取り? にしてもなんでサンタ? と思っておりました。
そういう「?」というシーンにはやはり意味があるんですねー。
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by n_umigame | 2008-08-25 20:17 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(2)
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Commented by 鳩三礼 at 2008-08-29 22:11 x
遅ればせながら、夏の某所では(^_^)お世話になりました…!

「ホット・ファズ」ご鑑賞おめでとうございます〜!
世間様ではあたかも「おバカ映画」のような紹介をされておりますが、そこにあるのは愛とリスペクツに溢れた、正統派の(え?)アクション・コメディで、仰るとおり観客の心も温かくしてくれる、素晴らしい作品でございました…

一見平穏な田舎の町に奇怪な事件が、という設定にどこかしらデジャヴが、と思ってのですが、そうか英国ミステリものでお馴染みだからか!とようやっと気づきましたですヨ…(遅)
ちなみに↑のような小粋な立て看板はなかったので、その遊び心ちょいと羨ましゅうございます。
Commented by n_umigame at 2008-08-30 00:07
こちらこそ、いつも差し入れありがとうございます!
そしてこんなステキ映画を教えてくださってありがとうございました!!
本当にツボでした。
あれからすぐ『ショーン・オブ・ザ・デッド』のDVDも見ましたよ。また感想アップしますね。(こちらもどうかと思うくらい笑って、おまけに本当に泣かされましたよ…)

あれ、この小粋な看板(笑)は全国を巡業してきたのではなかったのですか!? 
関西人は「いちびり」ですから(笑)、こんなのあったら例えおしゃれな商業ビルの中のシネコンでもデートの締めでも顔をつっこむだろう、という商業判断(?)なのかもしれませんね。「恥ずかしいからやだ」とか言わないで彼女がうれしそうに写真を撮ってあげているカップルを見て、「君たちきっとゴールイン(どこへだ)するね!」とあたたかくほほえみながら見守っておりました。(^^)