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『生き残りの条件≠強さ―数理生態学』 (爆笑問題のニッポンの教養 16) 爆笑問題/吉村仁著 講談社

本当はテレビで見たいのですがなかなか毎回見られず。
で、これは本で。
あっという間に読み終わっちゃいました…。(もったいない…)

素数ゼミをご存じでしょうか。
北アメリカに生息するセミなのですが、なぜか、13年、または17年周期で大発生するのです。

この素数ゼミの存在をNHKの動物番組で知ったあと、なんて不思議なセミなんだろう、日本のセミなんて毎年毎年毎年毎年…(今年も朝もはよからうるさかったです…)、なのに、なぜ、13年とか17年とかに1回しか土の中から出てこないの?

という素朴な疑問と好奇心からこの本を読み始めたのですが、いやー、奥が深かったです!
生き物ってスゴイ!!

素数周期ならなぜ3年とか5年とか、7年じゃだめだったの? と思われませんか?
その回答(仮説)も惜しげもなく披露されています。

セミのこと以外にも、タイトルが示すとおり、生き物が生き残るというのはどういうことなのか、ということが非常に説得力のある仮説で次々と説明されていて、読んでいて興奮しました。

生き物として強いから生き残るわけではないこと、種全体のことを考えて子孫を残す生き物なんていないこと、性的に有利(つまりモテる)オスはメスに選ばれやすいという意味では有利だけれども環境に適応するという意味では不利になることもあるということ(これはクジャクの例で説明されています)、地球上で一番ということは絶滅と隣り合わせなのかもしれない、「囚人のジレンマ」を例にとって共生が進化のカギではないかと思う、などなど。

とてもおもしろい本でした。あーテレビで見たかったなあ。

余談ですが、横山秀夫さんの作品に『十七年蝉』という短篇があります。
おもしろいのでよろしければこちらもどうぞー。
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by n_umigame | 2008-09-09 19:54 | | Trackback | Comments(0)

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