*さいはての西*

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『イベント・ホライゾン』(1997)

西暦2047年、救助宇宙船ルイス・アンド・クラーク号が海王星へと向かった。途上、ウェア博士(サム・ニール)から、航海の目的がミラー船長(ローレンス・フィッシュバーン)をはじめとするクルーに初めて明かされる。

その目的とは、7年前に忽然と消息を絶った宇宙船イベント・ホライゾン(事象の地平面)号の探査と救助だった。イベント・ホライゾン号は、ウェア博士の理論による空間移動装置「コア」が積み込まれた人類初の深宇宙探査船だったのだ。しかし極秘のうちに出発した処女航海で行方不明になり、7年ぶりに突如として海王星に姿を現したのだった。

海王星に到着したミラー船長らは、イベント・ホライゾン号の乗組員たちのむごたらしい死体と、謎めいた航海記録映像の断片を目にする。そして次々にミラーたちを襲う不可解な出来事のなか、少しずつ「コア」の意思がかいま見えてくる。この宇宙船は生命をもっている。そして異次元世界、「地獄」からの使者として新たな命を飲み込みに来たのだ…。

「コア」にとり憑かれてしまったウェア博士の妨害工作により、次々に命を落としていくクルーたち。異次元へのジャンプが迫るなか、必死に脱出を試みるミラー船長たちだが…。(Wikipediaより)


ご存じの方はご存じの、わたくし、サム・ニールのファンなのですが、これまでほんとーに何年も何年も観るのをためらっていた作品です。

だって、スプラッタ・ホラーだって聞いていたから!
ストーリーはサスペンスSFでわたくし的にはツボなのですが、いかんせん、グロテスクなシーンが。シーンがシーンがー!!!

しかし意を決してついに観てみました。 ところどころ目をそらしながら……。(よけいコワイという方もいらっしゃいますが、見てしまったらその映像が「絵」として頭から消えなくなってしまうんですよ、右脳型なんで…10年ぐらい経ってフラッシュバックすることもあります。)

ほとんどホラー映画を見ないわたくしでさえ、ああ、これってあの映画のあのシーン? とわかるものがいくつかありました。
一番の影響を感じたのはやはり、『シャイニング』と『2001年宇宙の旅』(これもある種のホラーと言えなくもないですよね)でしょうか。

ただ、『シャイニング』が、「書けなくなった作家の絶望と恐怖がいかに深いか」という象徴的な作品にもなっているのに比して、こちらの『イベント・ホライゾン』は「宇宙船の失敗作を作った科学者の悲劇がいかに怖いか」というものでもなく、そんな作品を持ってこられても今現在その職業にほとんど汎用性がないので困ってしまいますが。

ストーリーには多少無理がありますが、SF映画として、宇宙船の重量感や船内の様子などは良い感じなのではないでしょうか。
ただキリスト教圏の方にとってはやはり「地獄」ってそこそこリアリティがあるものなのでしょうかどうなんでしょうか。という部分がやはりひっかかりました。
以前このブログでも書きましたが、人間を獲物にしている悪魔がもし実在したとして、もしターゲットが太陽系全体だったとしても、あまりにも狩り場が小さくてけちくさいと言いますか。

人間の暗黒面を地獄の象徴として見せる、というのは良いアイデアだと思いましたが、せっかくなのでこれを理論的なオチにした方が映画としては良い映画になったかもしれないなあと思いつつ見終わりました。けどそんなのつまんない、という制作者側のキモチもわからないでもないですが。

サム・ニールは、理知的な顔してどんどん壊れていく様子がGJでございました。
なぜこんなにマッドでサイエンティストな役が似合うんでしょうか…。
ほかの役者さんたちも実力派揃いで見ていて安心感がありました。怖いけどね(泣)!!
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by n_umigame | 2008-09-22 22:05 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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