*さいはての西*

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『ザ・ローマ : 帝国の滅亡』(BBC)

世界初の巨大帝国ローマの歴史を、圧倒的なバトルシーン、豪華なセットに衣装、
そして豪華俳優陣と最新のCGによって甦らせたエンタテインメント大作!
帝国6つの決定的な事件と共に帝国の盛衰、帝国崩壊の真実を描く500年史。
大規模なリサーチと新旧の歴史を取り混ぜ、より忠実に、より正確に再現した、歴史ファン、スペクタクル・ファンならずとも必見の大作!!

第1話「ネロ」
“狂気の暴君”誕生から、自殺に追い込まれた皇帝の真実!
出演:マイケル・シーン 「クィーン」 他

第2話「シーザー」
ローマ改革と、盟友ポンペイウスとの決戦を余儀なくされた英雄、シーザーの戦いの日々を描く!
出演: ショーン・パートウィー 「GOAL」シリーズ 他

第3話「革命」
民衆から圧倒的支持を得た男が殺害された。ローマ動乱のきっかけとなった事件の真相とは?
出演:ジェームズ・ダーシー 「dot the 」 他

第4話「ユダヤ戦争」
帝国史上最も巨大なユダヤ人の反乱とは?
出演:ピーター・ファース 「パール・ハーバー」「MI-5」 他

第5話「コンスタンティン」
いかにしてコンスタンティンはローマを統一し、国にキリスト教を根付かせたのか?
出演:デヴィッド・スレルフォール 「マスター・アンド・コマンダー」 他

第6話「西ローマ帝国の滅亡」
ゴート族の侵入と帝国の崩壊。なぜ、巨大帝国は滅んだのか?
出演:セバスチャン・アーメスト 「マリー・アントワネット」 他(BBCワールドワイドジャパンより)


マイケル・マローニーさんにつられて見たシリーズ。もしかしてこれで最後かも…。
これはローマ史に詳しい人には食いたりなく、まったく素養のない人にはとってつけたような話であろう、ちょっと中途半端な印象でした。
「”キリスト教以前の世界”のフリーダムさ」はそこそこ出ていたと思います。

とは言え、イギリスの役者さんがこれでもかというくらい見られるので、見ていて楽しかったです。わたくしのようなあまりよく知らない者でも、イギリスのドラマや映画で見た顔がいっぱいでした。
デレク・ジャコビが『グラディエーター』で、とても優雅にトーガを着こなしていて、「なんて何でもエレガントに着こなす役者さんなんだろう」と惚れ惚れした覚えがあるのですが(『カドフェル』のときは僧服も着こなしてたし)、このドラマの役者さんたちもほとんどの人がふっつーに着こなしていました。やっぱりスゴイよイギリスの役者さんたち!
衣服は動作を決めてしまうので、ふだん着慣れていない服を着ると動きがぎこちなくなったり、服に着られたりするものですが、いくら役者とは言え、どーなんですかという感じでした。ブラボー。

マローニーさんは第1話「ネロ」に出演。
変わらない美声とセリフ回しに出てきただけで「はーカッコイイ…vvv」と口走ってしまうなんて、わたしはどっか具合でも悪いんじゃないでしょうか。(何を今さら)
拷問されて謀反の仲間の名前をべらべらしゃべりまくるというトホホな役でしたが、この拷問はご家庭でもお手軽にできますので、よい子のみんなはぜったいにまねしてはいけません。ひーイテテテテ…。
ネロは、最初は民衆思いの聡明な皇帝だったのが、だんだん壊れていく様子がたいへん秀逸に描かれていました。ネロが壊れた理由について、かつては鉛による重金属中毒説が有力だったそうなのですが、最近は否定的だとのこと。もっとも、この点についてこのドラマではつまびらかにされず、どういう立場にも依らず、ただおかしくなっていく様子だけが淡々と描かれておりました。

第2話「シーザー」。
ルビコン川を渡るまでが長いです。
てゆうか、ルビコン川ってあんな小川だったんですね? 知りませんでした。「賽は投げられた! ルビコン川を渡れ!」ってもっと勇壮なシーンで発せられたと思うじゃないですか。
しかし史実って、きっと、そんなもんなんだと思いました。

第3話「革命」。
ティベリウス・センプロニウス・グラックスくんの青春日記。という感じでした。
ティベリウスくん、政治は根回しだよ。「民衆はわたしの味方です!」じゃないよ。
ティベリウスくんを演じたジェームズ・ダーシーは『マスター・アンド・コマンダー』にも出ていたそうです。未見です。この人、大きいというか長いー!

第4話「ユダヤ戦争」。
タイタス・フラウィウス・ウェパシアヌスとその息子ティトウスのユダヤ戦争、キタ、親子萌え。(←ちょっと)
冒頭の、ネロの詩会で居眠りこいて蟄居を命じられたというところと、そのあとの父子の会話が、仲良きことは美しきかな。いいな、この父子!
そんでもって(何がそんでもってだ)、「城攻めは下の下策」って孫子も言ってるよ、ティトウス!
ユダヤの指導者アナノス役の役者さんが良い声でした~vvvv(て、イギリスの役者さんたち、本当に良い声の人多いvvvvvvv 舞台経験のある人が多いから? それとも名門演劇学校でみっちり基礎から積んでできてるから?)

第5話「コンスタンティン」。
東ローマ帝国の礎を築いた、コンスタンティヌス。
最初はイワシの頭を拝むくらいのキモチっぽい描かれ方に、ドラマ制作者のキリスト教に対するクールな目線が感じられて、とってもグーです。これがアメリカのドラマだったら、一気にファナティックになって見ている方が引いてしまうようなドラマが展開されそう。
最初は「帝国の利益になる宗教を信じる」とか言っていたくせに、ずんずん宗教にのめり込んでいくコンスタンティン。血で血を洗うような世界でストレスがたまるのはわかるけど、そんな理由かよ! というところが何ともかんとも。
しかし、史実ってきっとそんなもんなんだろうな…と改めてこの回でも思いました。

第6話「西ローマ帝国の滅亡」。
『名探偵ポワロ』のジャップ警部こと、フィリップ・ジャクソンさんも出演。
西ゴート族の側から描かれる部分が大きかったです。
国が滅亡するときにたまたま居合わせた人の不幸を思いました。だってこの皇帝だったら、頼りなくて優柔不断でぼんぼんでも、ネロよりずーっとまともな人じゃないですか。(とりあえず正気は保っている。)
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by n_umigame | 2009-05-01 01:17 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)
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