*さいはての西*

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2010年 05月 17日 ( 4 )

「ハーバード白熱教室」、書籍化

『これからの「正義」の話をしよう : いまを生き延びるための哲学』マイケル・サンデル/鬼澤忍訳(早川書房)

 「ハーバード白熱教室」NHK教育テレビにて放送中(2010年4月4日~6月20日、毎週日曜18:00~19:00、全12回)。金持ちの税金を貧者に分配するのは公正か。前の世代が犯した過ちについて、私たちにつぐないの義務はあるか。個人の自由と社会の利益はいかにして両立可能か──豊富な実例で古今の哲学者の思想を解きほぐす。アメリカ現代思想界の雄による、ハーバード大学史上最多の履修者数を誇る超人気講義。

推薦:宮台真司氏

1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか? 金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか? 前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか――。
つまるところこれらは、「正義」をめぐる哲学の問題なのだ。社会に生きるうえで私たちが直面する、正解のない、にもかかわらず決断をせまられる問題である。
哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。
アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。
ハーバード大学史上最多の履修者数を記録しつづける、超人気講義「Justice(正義)」をもとにした全米ベストセラー、待望の邦訳。

■マイケル・サンデル
Michael J. Sandel
1953年生まれ。ハーバード大学教授。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。専門は政治哲学。2002年から2005年にかけて大統領生命倫理評議会委員。1980年代のリベラル=コミュニタリアン論争で脚光を浴びて以来、コミュニタリアニズムの代表的論者として知られる。主要著作に『リベラリズムと正義の限界』、"Democracy's Discontent"、"Public Philosophy"など。類まれなる講義の名手としても著名で、中でもハーバード大学の学部科目「Justice(正義)」は、延べ14,000人を超す履修者数を記録。あまりの人気ぶりに、同大は建学以来初めて講義を一般公開することを決定、その模様はPBSで放送された。この番組は日本では2010年、NHK教育テレビで『ハーバード白熱教室』(全12回)として放送されている。 (早川書房HP)


本で読むより実際の講義の様子を見る方が楽しいかもしれませんが。

「ニュースリリース」のページでも内容について読めます。
しかし、ハーバード大学の講堂、すてきですね~。
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by n_umigame | 2010-05-17 20:45 | | Trackback | Comments(2)

『バナナの皮はなぜすべるのか? 』黒木夏美著(水声社)

人類の誕生以来、最もポピュラーなギャグ=“バナナの皮すべり”は、いつ、どこで、誰によって、どうやって生みだされたのか―?この素樸な疑問を解決するべく、マンガ、映画、文学作品、TV番組、ウェブサイトなど、さまざまなメディアに描かれたバナナの皮を踏んで検証する、“バナナ愛”にあふれためくるめく必滑書。(Amazon.jp)

絶対すべることまちがいなし。
世界初! バナナの皮だらけの本、
ついに刊行!
人類の誕生以来、最もポピュラーなギャグ
《バナナの皮すべり》は、いつ、どこで、誰によって、
どうやって生み出されたのか——?

チャップリンもキートンも怪物くんも北野武もオダギリジョーも、
誰もが魅了された、この素樸にして普遍的な疑問を検証するべく、
マンガ、映画、文学作品、テレビ番組、ウェブサイトなど、
あらゆるバナナを踏んで歩いた、《バナナ愛》あふれる必滑書。


これを読めば、あなたも食べすべりたくなる!(出版社HP)


帯が面白いのにamazonで見られないので、自分で撮った画像をアップさせていただきました。
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目次は以下のとおりです。
夜の終わりに
バナナの皮で笑うわけ
バナナの皮は誰かの手製
バナナの涙
世界に冠たるバナナの皮
お笑いに王道あり
永遠のお約束
バナナの皮の文学史
戦前日本のバナナの皮
アメリカ喜劇映画の神々
バナナの皮がギャグになるまで
バナナの皮の罪と罰
ストップ・ザ・スリップ
バナナの皮のモラル
踏み出す一歩
あとがき


マンガ、映画、小説等の「バナナの皮ですべるギャグ」に始まり、実際にバナナの皮ですべって亡くなった事故があいついだ時代背景などなど、これでもかというくらい、調べに調べたり、お題:バナナの皮。

「ここまで書いていて、”バナナの皮はほんとうにすべるのか”」と、実際にバナナを買ってきてご自分で実験してみた著者。すごい。

もう、あっぱれとしか言いようがありません。

読んでいてわたくしもバナナが食べたくなったことは言を待たず、ただし、実際にすべるのかという実験はしませんでした。
危険ですので、良い子は絶対にまねしないでください。
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by n_umigame | 2010-05-17 19:46 | | Trackback | Comments(4)

『51番目の密室』早川書房編集部編(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)早川書房

伝説のアンソロジーが、今またここに甦る。好評『天外消失』に続いて贈る、短篇ミステリの神髄

「密室を抜け出す方法としては、完全に新機軸のものだと思うんだ」アメリカ探偵作家クラブの月例会の席上、現代最高の密室派ミステリ作家ワゴナーからそう話しかけられた駆け出し作家のマニックスは、そのことをすっかり忘れていた。新聞で、ワゴナーの他殺死体が発見されたという記事を見るまでは。現場は完全な密室で、しかもデスクに向かったままの死体には、首がなかった。現場の状況がワゴナーの考案した最後のトリックと同じであることに気づいたマニックスは、密室のアイデアを頂戴すべく勇んで駆けつけるが……ミステリ業界をネタにしたロバート・アーサーの上記表題作をはじめ、コーネル・ウールリッチ、クレイグ・ライス、クリスチアナ・ブランドらの傑作ぞろい。

【収録作品】
うぶな心が張り裂ける(クレイグ・ライス)/燕京綺譚(ヘレン・マクロイ)/魔の森の家(カーター・ディクスン)/百万に一つの偶然(ロイ・ヴィカーズ)/少年の意志(Q・パトリック)/51番目の密室(ロバート・アーサー)/燈台(E・A・ポー&R・ブロック)/一滴の血(コーネル・ウールリッチ)/アスコット・タイ事件(ロバート・L・フィッシュ)/選ばれた者(リース・デイヴィス)/長方形の部屋(エドワード・D・ホック)/ジェミニイ・クリケット事件(クリスチアナ・ブランド)/〈座談会〉短篇の魅力について(石川喬司、稲葉明雄、小鷹信光)
(出版社HP)


ヘレン・マクロイの作品が収録されているので購入したのですが、すでに『歌うダイヤモンド』で「東洋趣味(シノワズリ)」として収録されていた作品で、既読でした。がっくり。
ところがそれ以外の作品が「大当たり」が何作かあったので、ちゃらにしたるわ!(なぜそんな上から)
まだ読んでいない作品もあるのですが、とりあえず読んだ作品の感想をアップいたします。

ネタバレ気味でまいりますので、もぐります。

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by n_umigame | 2010-05-17 19:46 | ミステリ | Trackback | Comments(4)

『わたしの人形は良い人形』山岸凉子著(山岸凉子スペシャルセレクションI)潮出版社

時間(とき)を経てますます輝きを放つ名作たち。
山岸凉子スペシャルセレクション全6巻、満を持して刊行開始!

日常生活に潜む、
少しの不思議と圧倒的な恐怖……。
ミステリーの名作を中心にセレクトされたファン垂涎の愛蔵版(出版社HP)


春(というかもう初夏)のホラー祭り・第3弾。

先日、山岸凉子作品の中で一番コワイと評判の『汐の声』が読めたので、調子に乗って「2次会行くぞー、ういー!」とホラー・ハイの状態で2軒目ののれんをくぐりました。

収録作品は以下のとおり、そしてまた感想は、完全に読み終わった方向けのネタバレですので、ご注意下さい。

・わたしの人形は良い人形
・鬼来迎(きらいごう)
・ハーピー
・グール(屍鬼)
・白眼子(はくがんし)

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by n_umigame | 2010-05-17 19:45 | コミックス | Trackback | Comments(2)