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映画『グレートウォール』(2016)ノベライズとアートブック


映画『グレートウォール』のノベライズ(小説版)と、アートブック(設定資料集)がすばらしかったので、ご紹介します。

一部、映画のネタバレもありますので、未見の方はご注意ください。


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(左)原書、(右)邦訳書。




(右)『グレートウォール』マーク・モリス・ノヴェライズ/平澤薫訳(竹書房文庫)竹書房(2017年4月12日初版第一刷)
原案:マックス・ブルックス、エドワード・ズウィック、マーシャル・ハースコヴィッツ
脚本:カルロ・バーナード&ダグ・ミロ、トニー・ギルロイ

(左)"The Great Wall : the Official Novelization" Novelization by Mark Morris, Legendary, Titan Books, Feb. 2017

2ヶ月で翻訳出てるんですね。すごい。

映画のノベライズは、けっこうぺらっぺらの内容のものが多いと思うのですが、これはなかなかオススメです。
解説も目を通しておくといいと思いますし、内容も映画とけっこう違うところがあって、映画はマッシュアップされたんだなあとか、翻訳や字幕と違うところでニュアンスの違いがあったりして、読み比べてみると楽しいです。

特に、映画を見てウィリアムとトバールのコンビにもってかれた方には、ぜひぜひご一読をおすすめいたします。
例えば、字幕では、おそらくわかりやすさ優先で、ウイリアムは上の名前、トバールは下の名前しか表示されていませんでしたが、原書を読むとどちらも上の名前で呼び合ってるじゃんとかね。
うふふふ。



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”The Great Wall : The Art of the Film” Abbie Bernstein, Titan Books, c2017

映画のコンセプト・アートブック、設定資料集です。

映画のアートブックはドリームワークス・アニメーションのものしか買わないと決めていたのに、丸1日悩んだだけで結局買ってしまいました。(実写映画で持ってるのはあと『インターステラー』だけですほんとうなんです)

このアートブックは買ってよかったです。
単体の本としてもすばらしく美しいのですよ。

↑は表紙。
俳優さんがいい感じで描かれています。特にマット・デイモンは、ウィリアムのいいところがよく出ている気がして、お気に入りです。
いい表情ですね。

装丁も凝っています。
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                                背。

背はかがり糸が見えるようになっています。糸は赤。きれいな赤です。
最初、乱丁かと思って購入先のAmazonに問い合わせてしまったのですが、Twitterでお世話になっている方から教えていただいた画像で、これはこういう装丁だということがわかりました。Amazonさんごめんなさい。フォロワーさんいつも貴重な情報をありがとうございます。

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                         のど。

金箔で色つけしてあります。
ちょっと心配なのが、金箔の色つけは時間が経過すると黒くなることがあるのですよね。
特に洋書の品質についてはこのあたりはやや心配かもです。
しかし今はとても美しいです。
あいだあいだから見える白いものは、中に挟んである紙です。印刷が擦れないようにしてあったのだと思います。
洋書でこんな細やかな気配りがされた本、初めて(笑)。

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わかりにくいかもしれませんが、綴じ糸が赤でおしゃれです。
雄大な中国の山岳。美しい絵で、ここだけでも飾っておきたい。


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                        長城の設定。

映画に出てきた長城は、IMDbのトリビアによると、特にどことは決めていなくて、観客の想像にまかせているそうです。

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裏表紙。

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                         クライマックスのシーン。

ノベライズによると、あそこは仏塔らしいです。
言われてみれば大雁塔みたい。
この色鮮やかなステンドグラスの装飾は、チャン・イーモウ監督らしいですね。
チャン・イーモウ監督は、色彩感覚が独特で美しい監督さんだと言われていますが、俳優さんの趣味もいいなと思うことが多いです。

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まだ開封していない、封蝋がされたもの。
勅命でも入ってるんでしょうか。洋封筒だけど(笑)。

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何かの図が入っているらしいですね。
もったいなくて封蝋を切れない。

ほかにもトレーシングペーパーに色刷りしてあるところが何ページもあったりと、かなり力を入れて造本されていることがわかります。
お金をかけて作っていますね。
タイタン・ブックスはほかのアートブックも何冊か持っていますが、いつもこんなに凝っているわけではなかったです。
造本が凝っているわりには、ほかのアートブックより少しお安かったので(買ったとき少し円高だったからというのもあるかもしれませんが)、なかなか良心的だと思います。

アートブックは、映画の印象そのままという感じの配分でした。
つまり、人間に関しては、主人公のウィリアム以外は、それぞれ2~4ページずつくらい、群像劇のように紹介してあります。
残りの、実に本の半分くらいは、饕餮(とうてつ)饕餮饕餮饕餮、ほぼ饕餮たん。
初期イメージからだんだんこうなってきたのね、という感じで、めくってもめくっても緑色。

饕餮たん好きさんにはぜったいオススメします。
この漢字見てるとあの映画の饕餮たん、なんであんなになったのかわかる気がしますね。このうじゃっと、ごじゃっとした感じが。
漢字って象形文字なので、漢字から実物を想像するというのは理にかなっていると思います。


この映画が好きで好きでたまらないという方には、例え文字の部分が読めなくても、絵や写真を見ているだけで十分元が取れると思います。文章の部分もそんなにたくさんありませんし。

文章の部分をまだ全然読めていないので、必要があればこの記事に追記したいと思います。






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# by n_umigame | 2017-04-24 00:03 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

『グレートウォール』(2016):さらっと感想編

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■映画『グレートウォール』公式サイト 2017年4月14日(金)公開

約1700年かけて作られた人類史上最大の建造物と言われる万里の長城。その建造の真の目的が明かされる、チャン・イーモウ監督によるファンタジックなアドベンチャー。世界中を旅し、辿り着いた万里の長城で、中国中から集められた戦士と共に人類を守るための戦いに挑む男ウイリアムをマット・デイモンが演じる。
(Movie Walkerより)


■予告編



なんですかこのたのしいえいが!(※感想がひらがななところでいろいろ察してやってください)
もう、この映画、大好きです。

1回目を見たあとにパンフレットはもちろん買って、読んで、すぐサントラ買ってノベライズ買ってアートブック買って一週間後に2回目見に行ってノベライズの原書買って来月(2017年5月)に出るUS盤のBlu-ray予約して、イマココ。
我ながらこれは『インターステラー』のとき以来の剛速球ハマりっぷり。『インターステラー』のときはちょうど諸事情あって映画館に見に行けなかったので、今回は後悔しないようにあともう一回くらい劇場で見たいなと思っています。
だってすぐ終わりそうなので!(泣)
なので!

なので、もし気になっている方でこのブログにたどりついてしまった方はぜひお早く!

…ということで、春休み後でゴールデンウィーク前のハコ穴埋め的な扱いを見ていても、映画館によく行かれる方ならお察しのタイプの映画ではありますが、わたしはこれ大好きです。

客観的な評価なら★取り5点満点中3個でもおまけかなあというところですが、主観的にはあとで述べる理由からもほぼ★5点作品です。



以下、ネタバレしています。
未見の方で、自分はこの映画好きそうなにおいがすると感じておられる方は、ぜひ前情報なしで観に行ってくださいませ。





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# by n_umigame | 2017-04-23 23:37 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

奈良散歩2017年3月 秋篠寺と平城宮跡


ハクモクレンを見に行きたくなり、美しいと有名な秋篠寺に行きました。

立派な梅の木がありました。


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ハクモクレンを見に行ったのですが……

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…残念ながら、まだつぼみでした。
早かったですね。
地元はもう咲いているところがあったのですが、奈良は寒い。(3月18日)

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ハクモクレンは残念でしたが、お庭は静謐で、すばらしかったです。
小さなお寺なんですけれど、しっとりと落ち着いていて、わたし以外の参拝者は一人しかいませんでした。


しかし、第一目的が果たせなかったので(つぼみは見られたけど…)、気を取り直して、ずっと行ってみたかった平城宮跡に行くことにしました。



まず、近鉄の大和西大寺駅まで戻りまして、そこを起点に歩き始めました。
ノープランでてきとーに歩き始めたので、思いの外てくてく歩くことに。

途中、大極殿方面と朱雀門方面に向かう道が分かれていたのですが、やや近い表示になっていた朱雀門方面へGO。

GO…………(てくてく)………

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………うむ。

大和西大寺駅からここまでも、すでにちょっと歩いたぞ。
さあ、朱雀門は…


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あれかー……。

まだまだあるで、これ。
途中なんにもないからすぐそこっぽいけど。

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昔はこの「平城宮跡」っていう看板が、だだぴろい空き地にポツーンと立ってるだけの場所だったのに、がんばってますよね。
あとで知ったのですが、まだまだ再建計画が進んでいるらしいです。

(てくてく)はあはあ(てくてく)はあはあ……ついたーーー!!

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手前にバスの発着所と自販機やお手洗いがある休憩所がありました。
2010年には平城京遷都1300年記念でしたし、そのあともちょこちょこと何かとイベントをやっていて、そういうときの臨時バス便の発着所として使われていたようです。
今は工事現場の皆さんの休憩所になっているようでした。

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ばーん。

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ばばーん。

どう考えても今の日本人が考える「日本らしさ」からはかけ離れたデザインと色彩ですよね。
このころの日本にとっての「海外」の「トレンド」は当時ぶいぶい鳴らしていた唐(中国)なので、それ風。

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朱塗りの扉に金の鋲…アガるわ~。

とか思いながらしばらく説明書きを読んだり触ったりしました。

次は大極殿に行こか。

大極殿……


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……………。あれかー………。


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下級役人はこの門より内側に住めなかったはずですが、こんなん、ここで忘れ物したことに気がついても、もうどないもこないもしようがないですよね。
あと、あれが学校だったとして、チャイムカーン鳴り始めたときとしても、ここから走っても無理。
ぜったい遅刻。
ボルトでも遅刻。

などと思いながら、またてくてくてくてく歩くわけですが、途中に近鉄の踏切あるし、どうよ、これ。
楽しい。
(楽しいんかい)

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はい、やってきました大極殿。

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裏(北側)から入ります。

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欄干に再現した宝珠があしらわれていました。
赤とか青とかカラフルです。

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宝珠の並ぶ欄干。
この五色は五行思想に則られたものですね。

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中では、高御座の再現工事が絶賛進行中でした。
土曜日なのにお疲れさまです。
納期が3月31日。
がががががんばってくださーい!(;>д<) 完成したらまた見に来ますからー!

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ばーん。
正面(南側)から見た、大極殿。

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わざわざ書くのが古代クオリティ。
知らんけど。

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ハクモクレンは見られませんでしたが、梅がまだ満開で、きれいでした。

『万葉集』を読むとそうなんだろうなと思うのですが、このころの日本人ポエマーもとい知識人たちの心をとらえた花は、桜ではなく、梅でした。
ほかにカタカゴ(カタクリの花)とか萩もよく詠まれている印象があります。

なので、平城宮跡にも梅林があるのですね。

以下、参考に貼っておきます。
■平城宮跡クイックガイド
http://heijo-kyo.com/

■平城宮跡MAP
http://heijo-kyo.com/guide.html

■平城宮跡資料館
http://heijo-kyo.com/guide.html


そんなこんなで、途中、平城宮跡資料館(無料)にもお邪魔して、ここだけでぶっとおしで2時間くらい歩いてしまいました。
新しいスニーカーが歩きやすくて、体を動かせて気持ち良かった。やっぱり運動だいじですね。


運動だいじなんですけど、資料館から平城宮跡のテリトリーから外界へ脱出しようと思ったものの、結界が張られたかのように出られませんで。
いやそれはうそで。
資料館の横に小道?があって、ここから出られるのかなと思ったのですが、目の前をおばあちゃまが歩いてらして、どう見てもご近所の方で、これはもしや私有地につながっているだけで袋小路か、通行不可なのでは、と思い、またまっすぐ南下したのです。
結果的にこれがあかんかったです。

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オレンジが行きにたどったルート。①が入り口です。
ピンクが帰りにたどったルート。
わかりにくいですが、ぐるーっと南下してぐるーっと東へ戻ってから脱出しています。
正解のルートは、資料館の南側にある小道を東へ出る。
または、資料館の北側に駐車場があるので、そこからいったん北側に出て、平城宮跡の敷地を東回りにぐるっと回るように出て行く。
この2ルートです。

てなことはあとからわかったことで、出たとこでてきとーに歩き始めると、脱出困難な無理ゲーになるので、ご注意ください。
(そんなんあんただけです)



平城宮跡は、いまはまだこんな感じで、第一次大極殿と朱雀門だけが再建されていますが、今後どんどん再建が進むようです。
今はひろーい野原で、家族連れやカップルがのんびり過ごしている様子も捨てがたいので、新しくハコものをばんばん作ってしまうのもどうなのかな…とちょっと思わないでもなかったですが、できたらできたできっと楽しいと思います。

また行きます。





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# by n_umigame | 2017-04-09 22:37 | 日々。 | Trackback | Comments(0)

ドリームワークス・アニメーション長編新作の制作が(また)中止



2018年2月に公開予定(北米)だったドリームワークス・アニメーション(以下DWA)の長編新作"Larrikins"(ラリキンズ)の制作が中止されていました。

■Tim Minchin's Outback animation 'Larrikins' cancelled at Dreamworks

■Larrikins: DreamWorks cancels Tim Minchin animated movie

『長ぐつをはいたネコ』の監督でもあるクリス・ミラーさんがティム・ミンチンさんと共同監督で進められていたこともあり、期待していたのですが、残念です。
ティム・ミンチンさんも、この4年間を捧げてきたのに…ととても残念な様子。

DWAが買収されてからこれで『クルードさんちのはじめての冒険』の続編に続き2作目の制作中止になります。今回も親会社の意向が強かったようです。

2014年6月当時に発表されていたDWAの長編新作は以下のようなラインナップでした。
参考記事:

『ヒットマン:エージェント47(原題)』は2015年2月27日公開
『キャプテン・アンダーパンツ(原題)』は2017年1月13日公開
『ムンバイ・ミュージカル(原題) / Mumbai Musical』は2017年3月10日公開
『ザ・クルーズ2(原題) / The Croods 2』は2017年11月3日公開
『ラリキンズ(原題) / Larrikins』は2018年2月16日公開
『マダガスカル4(原題) / Madagascar 4』は2018年5月18日公開
『プス・イン・ブーツ2:ナイン・ライブス&40 シーブス(原題) / Puss in Boots 2: Nine Lives & 40 Thieves』は2018年11月2日公開
(いずれも2014年6月当時)

このうち公開が決定しているのは今年(2017年)秋公開予定の『キャプテン・アンダーパンツ(原題)』のみ。


『マダガスカル4(原題) / Madagascar 4』は企画自体が白紙に戻っていて事実上無期延期、
『ヒットマン:エージェント47(原題)』『ムンバイ・ミュージカル(原題) / Mumbai Musical』に至っては、いつの間にか立ち消え、
『プス・イン・ブーツ2:ナイン・ライブス&40 シーブス(原題) / Puss in Boots 2: Nine Lives & 40 Thieves』はIMDbに2021年公開で返り咲いているものの、公式のアナウンスは現状なし。

…という、何とも悲しくも寒々しい状況です。


最新作はまもなく(3月31日)公開される"The Boss Baby"です。
トム・マクグラス監督の作品なのでこちらも期待しているのですが、インタビューでなぜDWAで働いているのかという趣旨の質問があったようです。
マクグラス監督は「ただDWAが大好きだから」と答えてらっしゃいましたが、何と言いますか…旭日の勢いの会社に勤めている人にそんな質問自体しませんよね…? よいように考えて、アメリカでは才能や実力のある人はどんどん転職(ジョブチェンジではなくカンパニーチェンジ)してキャリアアップしていく人が多いので、マクグラス監督のように才能のある人が、なぜDWAに勤め続けているのかと聞きたかったのかもしれません。しかし、それにしても勤め人には返答しづらいことで、失礼な気がしました。
いつも静かに微笑みながらインタビューには答えてらっしゃるマクグラス監督も、さすがにちょっとお気に障ったのでは…? という表情に見えたのは、ファンの勘ぐりすぎでしょうか。


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# by n_umigame | 2017-03-26 23:43 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

web拍手御礼&メッセージ御礼♪


ものすごーーーーくお久しぶりですが、「そう言えば長いことチェックしてなかったわ…」と思い出して見たweb拍手、ぽちぽちと押してくださっている方があって、本当にありがとうございます!

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歓喜の踊り(知らんけど)のアフリカハゲコウせんぱい。


ちょっとあまりにも久しぶりすぎて、もういつからチェックしてなかったかなっていう…え、えっと……数ヶ月……くらい? いや半年…とかいやもうちょっと……?(これでもサバ読んだ)(小声)
すすすみません;;;;;

でも、おかげさまで、改めてまたぼちぼちでも更新していこうと、励みになりました。

中には9回も連打してくださっている方があったり、身に余るお言葉を寄せてくださっていた方があったり、お礼が遅くなりすぎたので一つ一つについては失礼ながら割愛させていただきますが、しかと受けとめさせていただきました。
あと、ペンギンズの最終回はこっちじゃない? っていう情報(?)をくださっていた方もあったようで、すっかり見過ごしていて申しわけありませんでした。
コメントの方がまだ見てる方なので、もしよろしかったらコメントでくださると助かります。


近況ですが、年末からこちら、マンガばっかり読んでいまして、どれもこれも大ヒットで。
映画もちょこちょこ見ていますし、『SHERLOCK』のシーズン4も見ましたのですが、どれもこれも感想がうまくまとまらず。
いずれ機会を設けて思い出したように感想をアップしたいとは思っております。

何はともあれ、拍手してくださっている方々、読んでくださっている皆さまのおかげでこのブログが細々とでも続いています。
ありがとうございます。
これからもマイペースでがんばりますね。




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# by n_umigame | 2017-03-07 23:37 | web拍手 | Trackback | Comments(0)

英国ITV版『メグレ警視』日本放送決定

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こちらの記事でご紹介しました、ローワン・アトキンソンさんがメグレ警視役の、英国ITV版ドラマ『メグレ警視』が、日本でも放送が決定したそうです!(コメントで教えてくださったアガサさま、ありがとうございます!)


■AXNミステリー4月のおすすめ
メグレ警視(全2話)
一挙放送
字幕版:4月15日(土)8:00pm
【BBC FIRST】にてレギュラー放送
字幕版:4月21日(金)スタート 毎週金曜10:00pm

■AXNミステリー「メグレ警視」番組ページ
「Mr.ビーン」のローワン・アトキンソン主演!
「刑事フォイル」「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」の製作陣が手がけた、ジョルジュ・シムノン原作の本格ミステリーシリーズ
看板番組「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」「刑事フォイル」が完結し、これらの後任を担う番組としてITVが2016年に放送した最新作。初回放送時7,200,000人の視聴者かつ28.8%のシェアを獲得し、文句なしの大ヒットとなった。
「刑事フォイル」のプロデューサー、「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」の脚本家が、日本ではファンの多い「Mr.ビーン」のローワン・アトキンソンを主演に迎え手がけた、本格ミステリーシリーズ。
日本では1950~60年代に制作されたフランスの名優ジャン・ギャバンがメグレを演じた映画や、70年代に愛川欽也がメグレを演じたドラマ、さらに、池波正太郎の「鬼平犯科帳」のファンからは鬼平とメグレの類似点を指摘する人も多く、メグレに対して親近感を持つ人は多い。また、最近では「名探偵コナン」のメインキャラクターの一人、目暮十三のオリジナルキャラクターとして子供たちからも知られている。
(AXNミステリーHPより・画像も)



Twitterでの反響を見るだに、みんな大好きローワン・アトキンソンさん。

イギリス本国ではDVDがR-15でレイティングされていたので、NHKの特に地上波での放送は厳しいかなあと思っていましたが、AXNミステリーさんががんばってくれました。

うれしい~vvvvvvvv

入っててよかったAXNミステリー。





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# by n_umigame | 2017-02-26 12:30 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

ドリームワークス・アニメーション新作"The Boss Baby"トレーラー2本+α


ドリームワークス・アニメーションの今年(2017年)の新作長編作品第一弾、"The Boss Baby"(ボス・ベイビー)の第2トレーラーが来ていましたので、貼っておきます。

北米では3月に公開予定、日本は安定の未定です。(しょんもり…)


■The Boss Baby Official Trailer #2 (2017)




第1トレーラーはこちら。
■The Boss Baby Official Trailer #1(2017)






気になるのが、シュレックの制作チームであることをばーんと出してきたことと、監督が…! 

監督がトム・マクグラス監督の単独作品でなくなっているではありませんか……!

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IMDbより。→
いやああああああどういうことおおおおおおお!!(ノД`)

共同監督になられたのは、Hendel Butoyさんという、『ファンタジア2000』などを手がけられた方のようです。
ディズニーから来られたのですね。

それはいいのですけれど、マクグラス監督はなぜ単独監督でなくなったのでしょうか。
しかもクレジットも筆頭でなくなっています。

コミコンやアヌシー映画祭でのインタビューからも、この作品はマクグラス監督の個人的な思い入れが比較的強く、お兄さんへの50年ぶりのラブレターなんだよ❤ などと臆面もなくおっしゃっていたところから、わたくしそれはそれはもう萌え…いや燃えあがり、期待していたのですよ。

それでなくてもマクグラス監督は、実力といいキャリアといい、途中で誰かの助っ人がなければ一本作品を仕上げられないような未熟な監督さんではないと思いますし、そうやってベテランのフォローがあってヒット間違いなしのコンテンツさえ腐らせたどこぞの蜂とは違うのだよ、蜂とは! と池田秀一さんの声で脳内に響き渡っていたのに、どうして? 

なぜ!? 
WHYYYYYYYY!!!!???????

吉報の少ないDWA関連情報の中で、これだけは楽しみだったのに、そしてこれだけは悪くなりようがないと思っていたのに、この仕打ち…。(ムーコ風)

がっくりでございます。

もしかして転職が決まって、契約などの関係でタイミング的に見届けられなくなって、あとは頼んだってことなんでしょうかね…。
あーあ…。


そんでもって、次回作はこの"Captain Underpants"なのですが、最近ファーストルックが出まして。


うーん、このボス・ベイビーとのかぶりっぷり。
DWA、もしかしてもう、自家中毒を起こしているのではないかと心配になりました。
この作品の救いは、監督が『ターボ』のデヴィッド・ソレン監督だということでしょうか。
それから、……それから………、思いつかない…(ノД`)。




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# by n_umigame | 2017-01-08 23:44 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

『その島のひとたちは、ひとの話をきかない : 精神科医、「自殺希少地域」を行く』森川すいめい著(青土社)

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「今、即、助ける」「できることは助ける。できないことは相談する」数々の支援活動で注目をあびる精神科医が、生きやすさのヒントを探す旅に出る。
(Amazon.jpより・画像)



本文中、
「今、即、助ける」
「できることは助ける。できないことは相談する」
「助かるまで、助ける」
が加えられます。

この本から学べることはたくさんありますが、人を助けるという点については上の3つに尽きるかとも思われます。


3万人の大台を切ったとは言え、依然として先進国の中でずば抜けて自殺者が多い国、日本。その日本国内に、なぜか自殺者数が有意に少ない地域があるという。著者がフィールドワークした中からその地域を5カ所取り上げ、紹介した本です。
この本には『生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある』(岡檀著 講談社 2013年)というネタ元本があるそうです(こちらは未読)。ですので、フィールドワークと言うよりはそのネタ元本を著者が実際に見聞きしに行った体験記と言った方がよいかもしれません。


自殺するところまではいかなくとも、日本という国独特の閉塞感やムラ社会的な息苦しさを多少なりとも感じている人は多いと思います。人間は環境の生き物なので、取り巻いている環境が人間に与える影響は自覚するしないを問わず、とてつもなく大きいものです。「とてつもなく大きい」と考えた方がいいようだ、と自分の経験からも思うようになりました。

「ひとがとりまく環境とうまく対話ができなくなったときに、ひとは病む」。
至言だと思います。

ただ、この本で紹介されている自殺希少地域が万人に有効かと言うと、そんなことはないということにも言及されています。
紹介されている地域もユートピアではありません。
著者が、絶妙な距離感でゆるやかに人々が結ばれていると感じた地域も、人によってはわずらわしいと感じていることも紹介されています。

あちこちで言われていることですが、自殺が増えたりするとすぐ「昔は人々の絆が強かったので、こんなことはなかった」という、ネットスラング風に言えば「昔はよかった厨」がわらわらとわいて出てきます。
それを見るたび聞くたびに、今の方がいいに決まってるだろと、ハリセンでツッコみたくなります。

人間の絆(わたしはこの言葉自体は嫌いではありませんが、臆面もなく大声でこの言葉が言われるとき・言う人には警戒した方がいいと思っています)というものは双方向に働くもので、負の側面もあります。
その「しがらみ」が嫌だと思っていた人は昔から大勢いたに違いありません。特に同調圧力が強くムラ社会化しやすい場所ではそうではなかったかと思われます。
けれども昔は一人では生きていけませんでした。物理的に食えなくなったり、治安上無防備で、一人でいることは文字通り死活問題だったと思います。
それが、「物質的に豊かになりたい」と願って、戦後の焼け野原から立ち上がって必死で働いてきた高度成長期を生きる人々と、物質的に豊かになり、その利便性を享受できるようになった後続の人々が「煩わしい人間関係、いっしょにいると病みそうな人と食うために我慢して家族でいるよりは、一人で生きたい」という潜在的にあった願望を実現できるようになったことで、今があるのだろうと思います。
その願望が特殊な人の特殊なものだったとしたら、こんなにも広がらなかったでしょう。心のどこかにでもそれを願っていた人が多かったため、まんまと「そうなった」としか思えない側面もあると思います。
もちろん、心の中では一人で生きたいという願望があっても、人間関係を保険と考えてチームを組むという選択をしている人も多いと思います。人間関係は間違いなくセーフティネットとして機能することもありますから、どちらが賢明な選択かというと後者の方が生き延びる蓋然性が高いことは間違いありません。そんな打算的な思惑でなく、いっしょにいたいからチームを組む、セーフティネットは副次的なものという姿がいちばん良いことは言うまでもありません。

いずれにせよ、「こうありたい」「昨日より少しでもいい明日にしたい」という人々の希望が少しずつかなってきた結果が今なのだろうと思います。

紀元前の石板に「今どきの若い者は」という愚痴が掘られていたそうですから、SNSとかあったら昔の人も愚痴っていたにちがいなく、さぞかし今より目を覆うばかりの悲惨なあれこれが、ネット上で発信されたことでしょう。
日本の場合は同調圧力が強いがゆえに、嫌だと思っていても言えなかったという面も強かったのではないかと想像します。
「記録がない」ということは「事実としてなかった」こととイコールではありません。ないことを証明するのはいわゆる「悪魔の証明」で、困難です。
今生きている人の記憶はまちがいなく「思い出補正」されています。つらかったこと、悲しかったことは洗い流されて、うれしかったこと、楽しかったことだけが残るようになっている、脳というのはそういう都合のいい臓器なのだそうです。そうでなければ人間は生きていけないからだろうと思います。

今がもし昔に比べて人間関係が希薄に見えるとしたら、それは過去があまりにも過剰な束縛であったことの反動が来ているのではないでしょうか。振り子は反対方向に振り切れやすいものです。
人間は間違えます。調子に乗ってやりすぎることもあります。その極端さを是正する方法を探っていく、3歩進んで2歩戻る。それは人間が有史以来営々とやってきたことではないでしょうか。

現状を解決するためにできることは、やはりこれまで人々がやってきたことと同じこと、「昨日より少しでもいい明日にしたい」「自分が生まれたときより死ぬときの方がいい世界になっていてほしい」と願いながら一人一人が明日につなぐ、これしかないと思います。
100人、10人は救えなくても、一人を救う。他人は救えなくても、自分だけでも救う。これでも一人救えます。
その確実に救うことができた一人一人が、つなぐしかないと。

そのためのヒントがたくさんつまっている本でした。

自分ができることから始めたいと思います。






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# by n_umigame | 2017-01-04 00:44 | | Trackback | Comments(0)

『みんなの道徳解体新書』パオロ・マッツァリーノ著(ちくまプリマー新書)筑摩書房

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日本人の道徳心は本当に低下しているの?小中学校での道徳教科必修化の前に、道徳のしくみをくわしく勉強してみよう!学校では教えてくれない、道徳の「なぜ?」がわかります。
(Amazon.jpおり・画像も)


今年の初笑い本はこちらをご紹介しようかと思っていたのですが、最後の3分の1が、とてもおもしろいのですが笑いはできないので、ふつうにおもしろい本ということで記事を書かせていただきます。(いや、それでええやろ)


「道徳」が必須科目になるそうですね。
なんだかいやな感じです。だいたい学校で教わってどうこうという問題ではないと思うことと、戦前戦中の修身の教科書みたいな「美談」を上から押しつけるつもりなんじゃないかという気がして、偽善臭がすでにぷんぷんします。
自分の個人的な経験からも、あのお涙頂戴というか、小ぎれいな話で本質を覆い隠し、感動を強制するような雰囲気が、子ども心に大嫌いでした。教科書と思っていましたがあれは副読本だったのですね、も、暗いし怖いし読んでてぜんぜん楽しくなかった。

本書でも触れられていますが、こういうことを良しとしたがる人は、何かあったときに「自分はやることはやった(鼻ほじ)」と言い訳するための保険が欲しいのだろうと思います。アリバイ工作ですね。見え見えですので、ちょっとはその手のミステリーでも読んで、自分たちこそ勉強し直してほしいと思います。(そこをかい)


…というような自分のもやもやを、いつものマッツァリーノ節で笑い飛ばしてくれる本でした。
もう、マッツァリーノさんのクールで的確なつっこみの数々に、正月から笑い転げましたね。ありがとうございます。
ちくまプリマー新書なので、あっという間に読めますしね。プリマー新書、装丁もかわいいし(クラフト・エヴィング商會さんです)物理的に軽いし(紙質かな?)大好きなのですが、いかんせん大人にはややコスパが悪いかもしれません。同じジュニア向けでだと岩波ジュニア新書の方が腹にたまるものが多いように感じます。


笑えるところ以外には、今回も名言多しですよ。

 よのなかで本当に必要とされるのは、ともだちを作る能力ではありません。ともだちでない人と話せる能力なんです。
(p.42)

 相手に文句をいわないのは、仲がいいのではなく、相手に気をつかっているだけです。
 気軽に文句をいいあえる間柄を、本当の仲良しというのです。
(p.68)

 まじめに見える子も問題を起こす。それは事実です。しかし、ふまじめな子はもっとたくさん問題を起こしてるのですよ。
(p.69)

ここを読んで、作家のマージョリー・キナン・ローリングスが言ったという、
「一生のうち、一度か二度は悪い男に恋したほうがいい。まじめな男のありがたみがわかるから。」
という言葉を思い出しました。(引用は『人生を振り返るとき、もっと大胆に生きていたらどんなに素敵だっただろう、なんて思いたくないでしょ?』(アルファポリス 2013年)より)


最後の方は死刑についてです。ここは笑えませんが、たいへんおもしろいです(おもしろいと言うと語弊がありますが)。
死刑についての考え方は基本的にマッツァリーノさんに賛同いたします。
マッツァリーノさんは薄っぺらなヒューマニズムでこういう立場を貫いていらっしゃるわけではないことがよくわかりますので。

ほかにも、自然現象を擬人化することには反対である、とか、「泣いた赤鬼」は自己犠牲ネタの中でも不愉快な話だとか、共感できるところがたくさんありました。
「泣いた赤鬼」の話はおかしいと言ったかたはほかにもあって、漫画家の坂田靖子さんです。何というか、透徹した目と感性を持った人は同じように分析されているのだなと思いました。


ところで、パオロ・マッツァリーノさんは、とうとう正体をカミングアウトされたのでしょうか。ネット上でちらほらお名前を見るようになってきましたが、まだ正式には公表されていないようでもありますし。
マッツァリーノさんの芸風(芸風言うな)が好きなので、今後もこんな感じで執筆を続けてくださればと思います。





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# by n_umigame | 2017-01-03 23:16 | | Trackback | Comments(0)

年始のごあいさつ

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新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。



毎年恒例、今年の抱負ですが、2017年は、もうこれですよ。

「目指せ! 東京オリンピック(の年)」



生きてるだけで丸もうけを実感することの多い近年、健康で淡々と生きていくことができれば、これに尽きる幸せはありません。



でも、ま、できればお外で美味しいもの食べに行けるようになりたいなとか。

そしてできれば、今年こそ旅行に行きたいなとか。

そしてできれば、いっぱつ油田でも掘り当てて一生左うちわで暮らしたいなとか。

まあ、そんなささやかで人並みな願いがないこともないです。


さいごのは半分冗談にしても(半分なんかい)、世界が少しでも平和でいい方向に進む一年になってほしいと思います。

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あ、そうそう、今年は温泉にも行きたいです。

……なんか、ええ出汁取れそうな画像ですね。

(※画像はどちらもイラストわんぱぐ様よりお借りしました)→

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# by n_umigame | 2017-01-02 22:03 | 日々。 | Trackback | Comments(0)