*さいはての西*

fwest.exblog.jp
ブログトップ

<   2013年 06月 ( 10 )   > この月の画像一覧

ドリームワークス・アニメーションがNetflixと契約


先日Twitter上で教えていただいたニュースですが、DWA SKGがアメリカの大手有料配信会社Netflixと複数年契約し、自社のアニメ作品を配信するそうです。
日本語訳がたくさん出始めていたので、記事としてアップしておきますね。

■ドリームワークスのアニメが初のネット配信 Netflixと契約
http://www.animeanime.biz/all/119292/

■米国番組配信Netflix ドリームワークスのオリジナルTVアニメシリーズ配信
http://www.animeanime.biz/all/136171/

■Netflix、ドリームワークスとオリジナル番組コンテンツで契約。シュレックやマダガスカルの人気キャラクターを使ったオリジナル番組が登場
http://www.pronews.jp/news/1306201040.html


これらの記事によりますと、「DWAが製作するオリジナルのTVアニメーションシリーズ」となる予定で、2014年に配信開始。(最新の劇場作品"Turbo"のテレビシリーズは早ければ年内に開始されるそうです)

この「オリジナルのTVアニメ」の中には、「シュレック」「カンフー・パンダ」「マダガスカル」も含まれるとか。

KFPと「マダガスカル」はすでにパラマウント系列のニコロデオンが独自のTVシリーズの権利を持っているので、このあたりの住み分けはどうするのでしょうか。
DWAは劇場映画の配給会社はパラマウントと手を切って20世紀FOXと契約したので、パラマウント系のニコロデオンで放送された作品はどうなるのかも謎です。

そして、一番気になるのは、PoM(The Penguins of Madagascar)ファンとしては、ペンギンズがどうなるのか、ですね。

「マダガスカル」シリーズの場合はすでにペンギンズが主役のTVシリーズがあるわけなので、もうペンギンズはシーズン3で終了して、ほかのキャラクター…主役4人組やジュリアンズ主役で行くのか。
それともカッツェンバーグさんはこのあたりのことを見越して、ニコロデオンでは「スポンジ・ボブ」に次いで人気が高く、劇場映画も興行的にも大成功を収めたドル箱「マダガスカル」シリーズのフランチャイズ展開を、Netflixでの配信に定めて、ニコロデオンのPoMをシーズン3でいったん終了した、とも考えられます。(想像ですが…)
ということは、PoMがNetflixの有料配信コンテンツとして、続くか、生まれ変わって登場する可能性もあるということですね。
彼らはグッズになったりDVDになったりして、稼いでますからね!

一つ気になるのは、2015年に映画版PoMも控えているというのに、その前年の2014年からもしかしたら「マダガスカル」シリーズのオリジナルアニメーション作品の配信が開始されるかもしれないことです。
IMDbのキャストを見ていると、「これって『マダガスカル4』?」という疑問を持たざるをえません。(ジュリアンだけ決まっていませんが、サシャ・バロン・コーエンとの交渉が難航しているのではないでしょうか、忙しそうな俳優さんですから。ダニー・ジェイコブズで落ち着くんじゃないかなという気も少ししています。せっかくなので、全員そろってほしいですが)

いずれにせよ、2015年の映画版PoMまでに、もしかしたらまた新しいペンギンズの姿を見ることができるかもしれない、という希望が生まれましたよブラボーハラショー!!
[PR]
by n_umigame | 2013-06-29 21:53 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

ICOCA10周年記念あれこれ、続々♪

JR西日本のプレスリリースページによりますと、今年の11月1日にICOCA10周年を迎えるのを記念して、記念グッズなどを続々発売、11月に向けてイベントやキャンペーンが催されるそうです。

d0075857_21174050.jpg


画像は同ページから。
今年いっぱいくらいはこのかわゆいイコちゃんの画像があちらこちらで見られるのですね!

発売予定のグッズはこちらから一覧できます。
懐中時計とか欲しいなあvvv
http://www.westjr.co.jp/press/article/items/130624_00_icoca.pdf(PDF)


それよりなにより、ICOCAが10周年というのがもう衝撃でございますよ((((;´゚Д゚)))

今年はイコちゃんのために、お金キープしておかなくっちゃ!
[PR]
by n_umigame | 2013-06-29 21:19 | ICOCA/イコちゃん | Trackback | Comments(0)

『メガマインド』(2010)

悪役のメガマインドは、正義の味方でライバルのメトロ・マンを殺してしまったため戦う相手を失ってしまい、退屈な日々を過ごしていた。そこで、メガマインドは新たな敵タイタンを作り出すが、タイタンは力を正義のために使わずに世界を破壊し始める。焦ったメガマインドは人生で初めて正義のために戦うことになる。声の出演にウィル・フェレル、ブラッド・ピット、ティナ・フェイ。監督は「マダガスカル」シリーズのトム・マクグラス。
(映画.com)


 トム・マクグラス監督の作品(プロデュースはベン・スティラー)ということと、IMDbなどの評判が良いことから、見てみたかった作品です。
 昨年(2012年)にWOWOWで吹き替え放送されたとつい最近知り、地団駄踏んでいたところ、Yuseumさんから「iTunes Storeでレンタルしてますよ」と教えていただき、iTSにログインするところですったもんだあったものの、無事レンタル視聴することができました。Yuseumさん、教えていただき、改めてありがとうございました!


 日本公開を2011年春に予定していたそうですが、おそらく震災の影響で見送られ、結局配信のみという形になってしまったようです。豪華な声優陣だったというのに残念ですが、街並が破壊されるシーンがあまりよろしくないということだったのかもしれません。

 メガマインド役には最初はロバート・ダウニー・Jrがキャスティングされていたそうで、その配役でも見てみたかったです。

 感想ですが、何度も声を出して笑ってしまいました。とてもドリームワークス・アニメーションらしい作品でした。
 去年の夏までDWA作品には全然興味がなかったのですが、その後代表作をひととおり見てみて、共通のメッセージがあることがわかり、この作品ももれなくそうでした。

 DWA SKGの「K」に当たるジェフリー・カッツェンバーグ氏は元々ディズニーにいたそうですが、DWAが設立されてからはディズニーのアンチテーゼとでも言うような作品を次々とぶつけてきました。(ということを後で知りました。)
 この『メガマインド』はコッテコテの『スーパーマン』のパロディでもあるのですが、テーマは「善と悪」でしょうか。
 この二項対立がはっきりしていて逆転することのないディズニー作品とは違って、DWAの作品はどちらかというと、子ども向けのアニメなどでは本来ヒーローにはなり得ないような、アンチヒーローが主人公になることが多いです。

 主人公のメガマインドは、母星が滅亡する寸前に両親によって脱出させられて、地球にたどり着きます。メガマインドのライバルになるメトロマンも同時にお隣の惑星(こちらも同じ運命をたどる)同じように脱出用ポッドで地球に不時着するのですが、わずかな偶然によって、メトロマンは裕福で子どもを待望していた夫婦の元に、メガマインドは刑務所に拾われます。(もっとも、裕福そうではあるものの、この夫婦に育てられてもあまり幸せではなさそうなのがまた、DWAらしくていいですね。『バットマン・リターンズ』のペンギン男を拾った夫婦を思い出してしまいました。クリスマスっぽいし。拾ったのがメガマインドだったら、『バットマン~』の夫婦みたいにすぐ捨てちゃったんじゃないかな…)
 
 人間の善性、悪性は「生まれ」で決まるのか「育ち(環境)」で決まるのか。
 それぞれに貼られたレッテルは一生ついてまわるのか。
 パロディであるがゆえに、非常に鮮明にそのテーマが浮かび上がります。

 『カンフー・パンダ2』の中のセリフを借りると、「お話の始まりは幸せではなかったかもしれない。でも、今、自分はどうなりたい?何者になると、決めるんだい?」という問いに、たいへんストレートに答えた作品でした。

以下、ネタバレなのでもぐりますね~。



More
[PR]
by n_umigame | 2013-06-28 21:33 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(2)

イコちゃんパフェ&メロンパン発売@ホテルグランヴィア大阪

madamVISTAさまからコメントで教えていただいたのですが、あのイコちゃんルームでイコちゃんファンに天国を提供してくれたホテルグランヴィア大阪さんがまたやってくれました…!
(madamVISTAさま、ありがとうございます!)

ICOCA 10周年を記念して、7月1日から、「イコちゃんパフェ」と「イコちゃんメロンパン」が発売されるそうです!

カモノハシのイコちゃんパフェ

d0075857_19145870.jpg


カモノハシのイコちゃんメロンパン

d0075857_19151814.jpg


画像はどちらも、ホテルグランヴィア大阪のウェブサイトより。

ひいいいいい、かかかか、かわいいいい!!!((((*゚Γ゚)))鼻血

どうしたもんでしょうか、これ。
どうしたもこうしたも絶対行かねば。

販売期間は7月1日~8月31日の夏季限定のようです。
[PR]
by n_umigame | 2013-06-28 21:11 | ICOCA/イコちゃん | Trackback | Comments(2)

『サボり上手な動物たち : 海の中から新発見!』佐藤克文・森阪匡通著(岩波科学ライブラリー201)岩波書店

一生懸命だからこそ,サボるんだ! 動物搭載型の記録装置による「バイオロギング」や「音」を使った最新の記録・分析システムで,予想も常識も覆す,驚きの新発見が続出.南極のペンギンやアザラシから,身近な日本のイルカ,ウミガメまで,謎に包まれた生きものたちの生態と〈本気の姿〉を明らかにする,新しい海洋動物学.[カラー版]
(出版社HP)



かわゆい脱力系イラストとタイトルに惹かれて、またまた購入してしまいました。

第一章の「実は見えない海の中」中扉のイラストにいきなり噴きました。確かに、動物から見れば研究者の方々はストーカー以外の何ものでもありません(笑)。

岩波科学ライブラリーシリーズは好きなシリーズです。『ハダカデバネズミ』などの自分的大ヒットがさらっと入ってくるところが侮れず、必ず新刊はチェックしています。
最初はお値段の割りには薄いかなあと感じていましたが、昨今の出版事情を置くとしても、内容的には充分見合うだけのものかと思うようになってきました。
オールカラーで写真も豊富で、イラストも素敵ですし、何より知的好奇心が刺激される楽しい動物たちの生態を描いた内容は、文句なしであります。

この本は「バイオロギング」という、動物に小型カメラを取り付けてその生態を観察するという手法から得られた成果が、わかりやすくユーモアを込めて綴られています。
その観察の結果、どうやら動物たちはいつもいつも100%の全力疾走で生きているわけではなく、適当に手を抜きながら(=サボりながら)生きているということがわかってきた、というものです。
タイトルにも「サボり」とありますが、これは言い方の問題で、「サボって」いるように見える動物たちの行動が、実は効率よく生き延びるために無駄なエネルギーを使わないように生活している、ということでした。

動物番組の取材と思しき著者と番組関係者の会話では、動物番組の好きな一視聴者としても身につまされました。
動物番組関係者は、チーターの最速走行速度やペンギンの最深潜水深度など、聞けば「うわあ、すごいね」というような記録が欲しい。その現場をカメラに収めたい。けれども、研究者に同行してもそんな記録があまりにも出ないため、目に見えてがっかりすると。
少し考えたら当たり前のことなのですが、チーターやペンギンにしてみれば、毎回毎回そんな自己ベストを出していたら体力がもちません。
番組関係者は視聴者を「すごい」と言わせるために「すごい記録(数値)」が欲しいのですが、動物たちはお茶の間でくつろいでいる人間たちのために生きているわけではありません。わたしたちも、「動物たちの驚きの映像」という惹句に踊らされるのはやめようと思いました。

あとがきにもあるように、この本は「だから人間もサボっていい」ということをすすめるものではありません。(自然界でこうだから人間もこうあるべきだ、と短絡的に考えることを「自然主義の誤謬」と呼ぶそうです。いますよね、都合のいいときだけ「人間も動物だ」と言う人が……。わたくしはせっかく人間に生まれてきたのだから、人間でありたいと思います。)

仕事をするときの要諦として、よく「楽に仕事をしろ」と言われます。
これは経験が浅いうちは無理なのですが、長年ある仕事をしていると、効率を考えるとシステム化してしまうほうが楽な仕事というのが確かにあることがわかってきますよね。
例えば、特定の作業を新人に教える仕事。
先輩Aさんは毎回毎回つきっきりで一から十まで口で説明して、一見、親切で一生懸命に見えますが、その間教える側の仕事は全部止まっています。おまけに口で伝えると、伝え漏れたり、教わる側の理解力に左右されるので、ミスされたりします。そしてまた口で同じ事を注意するということを繰り返す。
先輩Bさんはそんな「しんどい」ことは「非効率」だと考えるので、「作業」のような仕事はマニュアル化します。最初にマニュアルを読み合わせながらざっと口で説明はしますが、あとはそのマニュアルを見ながらやってもらい、マニュアルに当てはまらない例外的な事項が発生したときや、判断に迷う場合だけ、その都度聞いてもらうようにします。

新人を指導する、という仕事を与えられた場合に、Aさんタイプは一見「全力疾走」で「一生懸命」に見えます。でも、結果(効率)を考えたら、どちらが適切でしょうか。
Aさんは自分は一生懸命教えているという自己満足は味わえるかもしれません。ですが、口で言っただけで新人が育つなら誰も苦労しません(笑)。それに、指導以外の自分の仕事は残業してでも終わらせねばならないのであり、残業代や電気代は会社の経費になります。
だったら、Bさんの方が、本人も楽だし、指導される側も、忘れてしまった作業があってもリコンファームできる「資料」が手元にあるので先輩に聞きに行かなくてすみますし、「前も言ったけど」と言われなくてすみます。
A、B、どちらの手段でもミスばっかりする新人だった場合は、新人指導という点では効果は同じでも、自分の仕事は業務時間内にはかどっているBの方が、効率という点では良いと言えますよね。(この場合は、耳で聞いても書いてあるものを読んでも理解できないという意味で、新人のその業務に対する必須能力の問題になってくる可能性があります(笑))

上手にサボる、というのは、全体と結果を見たときの最適解を考えて、力を配分する、ということだと思います。
もし、フレンチがプロ並みに作れる主婦の方がいたとして、毎日フルコースを作って家族との食事に3時間もかけないでしょう。家族も迷惑です(笑)。
ベストを尽くすというのは、そういうことではないのです。

そんなふうに仕事や日常生活にも知恵をもらえる本ですが、純粋に動物たちの生態を楽しめる内容でもあります。
イルカは「音で見る」ことができる、とか、雪を食べるエンペラーペンギンの赤ちゃん(写真がキュートすぎて失神しそう…)は「遊んで」いるのでは?といった、動物好きを悩殺する話題もたくさんです。
[PR]
by n_umigame | 2013-06-17 17:23 | | Trackback | Comments(0)

『ヒーローズ・カムバック』細野不二彦ほか著(BIG COMICS SPECIAL)小学館

サブタイトルは「3.11を忘れないために 東北復興支援プロジェクト」。
本文用紙は日本製紙石巻工場の製品を利用しているそうです。

懐かしのヒーローたちが東北のために復活!

大震災後、被災地でのサイン会に参加したり漫画単行本を送ったりと、チャリティー活動を経験した漫画家・細野不二彦が、「漫画家なら漫画を描くことで貢献したい」との思いから、大震災からの復興支援と「3.11を忘れない」ために、かつての人気キャラクターたちが復活するという企画を提案。その思いに賛同した8人の人気漫画家たちにより、ビッグスピリッツ・少年サンデー・ゲッサンのコミック3誌に『ギャラリーフェイク』『サイボーグ009』『うしおととら』『犬夜叉』『銀の匙SilverSpoon』など、大ヒット作の新作読み切り8作品が掲載されました。その復興支援読み切りシリーズ「ヒーローズ・カムバック」と、2012年3月発売のビッグコミックに掲載された震災を題材にしたかわぐちかいじの『俺しかいない~黒い波を乗り越えて~』を併載して単行本化。その必要経費を除くすべての収益と印税を寄付することで、復興支援の輪を広げるためのアンソロジー集です。参加した漫画家は、細野不二彦・ゆうきまさみ・吉田戦車・島本和彦(原作・石ノ森章太郎)・藤田和日郎・高橋留美子・荒川弘・椎名高志。特別ゲスト、かわぐちかいじ。


【編集担当からのおすすめ情報】
寄付先は、「漫画はそもそも子供たちのためのもの」「子供たちの元に本を届けたい」という漫画家たちの思いから、被災した子どもたちや学校に本を届ける活動を続けている「大震災出版復興基金」ならびに、岩手・宮城・福島の各県庁が主催する、震災遺児への育英基金に寄付いたします。
(Amazon.jp)



地元書店で購入しました。
実は、原作を読んだことがあるのは『うしおととら』だけだったので、読んでもついて行けるかなあと不安だったのですが、どの作品もおもしろかったです。
エンタテインメントとして単におもしろい、というわけではなく、ちゃんとメッセージが込められていて、それも押しつけがましさを感じさせないようにさりげなく伝わってくるのが素晴らしい作品が多かったのもよかったと思います。

でも、読んでいてしんどい、つらい、悲しい気持ちになるばかりじゃエンタテインメントとして失格だという判断からか、単純にバカバカしくて笑える(←褒めてます)作品も収録されています。
このバランスがいいですね。

以下ネタバレになるので、もぐりますね。↓

More
[PR]
by n_umigame | 2013-06-17 17:17 | コミックス | Trackback | Comments(0)

『予期せぬ結末 1: ミッドナイトブルー』ジョン・コリア著/植草昌実ほか訳/井上雅彦編


(扶桑社ミステリー)扶桑社

意想外の設定と冴え渡るラストのひねり。
稀代のアンソロジスト・井上雅彦が贈る、海外異色作家短篇シリーズ、ついに始動!

第一巻では、異才ジョン・コリアの傑作集をお届けする。
皮肉な笑いと綺想あふれる作風で知られる名手の短篇から、未訳作と個人集未収録作を中心にセレクト。
犯罪者に待ち受ける意外な陥穽を描く表題作ほか、美食ミステリーのパロディ作「完全犯罪」、天使と
悪魔が恋の駆け引きを繰りひろげる「恋人たちの夜」など、犯罪と恋愛をめぐる珠玉の16篇を収録! 〈解説・植草昌実〉

収録短篇
「またのお越しを」植草昌実訳
「ミッドナイト・ブルー」田口俊樹訳
「黒い犬」植草昌実訳
「不信」植草昌実訳
「よからぬ閃き」植草昌実訳
「大いなる可能性」田村義進訳
「つい先ほど、すぐそばで」植草昌実訳
「完全犯罪」小鷹信光訳
「ボタンの謎」植草昌実訳
「メアリー」田村義進訳
「眠れる美女」山本光伸訳
「多言無用」伊藤典夫訳
「蛙のプリンス」田口俊樹訳
「木鼠の目は輝く」植草昌実訳
「恋人たちの夜」伊藤典夫訳
「夜、青春、パリそして月」伊藤典夫訳
(Amazon.jp)



早川書房から刊行されていた「異色作家短篇集」のようなシリーズが扶桑社から刊行開始されました。
作品集を読むのはまだ2冊目なのですが、ジョン・コリアはおそらく、一読忘れがたいといった印象を読後に残すタイプの作家ではなく、ぼんやりと、何を読まされたのかわからないけれども、なんだか変な話だったなあ、という、夢を見たような感想を抱く作家なんだなと思いました。

読み手である自分が、この手のお話に最近スレてきているということもあり、あまり「すっごいおもしろいもの読んだ!」という感動は起きませんでした。すみません。

ですので、各物語に配された前口上は要るのかしら、と思ってしまいました。
そこまで盛り上げるほどドラマティックな展開になるお話でもなければ、また、それが持ち味の作家でもないように思いましたので。
収録作の『眠れる美女』のように、場末の怪しげな見世物小屋の呼び込みの雰囲気を出すには相乗効果を上げていると思いますが、途中から前口上を読んでから本編を読むとなんだか萎えるような気持ちになってきてしまったため、前口上は読まなくなりました。これもすみません。

こういった短篇集が新たに刊行されるという企画は大歓迎ですので、続編に期待いたします。
[PR]
by n_umigame | 2013-06-17 16:59 | | Trackback | Comments(2)

WOWOWで『マダガスカル3』放送

今週の土曜日と日曜日になりますが、6月8日(土)夜9時から(字幕)と、9日(日)夜8時から(吹き替え)で、『マダガスカル3』が初放送されます。

『マダガスカル3』(WOWOW)

見られる環境にある方はぜひぜひぜひ!オススメいたします。
ジェシカ・チャスティンの出演作の特集の一環として放送されるようですね。

基本は子ども向けアニメなのですが、DWAの常として『マダガスカル3』も、子どもは理解できないだろうというブラックジョークが満載です。
吹き替えも字幕も、かなり日本の現状に配慮した言葉に置き換えてありましたが、英語でお楽しみいただける方はその真っ黒なところもぜひお楽しみください^^
某・前ブッシュJr.大統領ネタのところとか、だいじょうぶだったんでしょうかね、これ(笑)。

劇場で公開されたときは3Dのなんたるかを知り尽くしたようなサーカスシーンが話題だったようです。わたくしは残念ながら2Dで見たのですが、それでもすばらしいシーンでした。
トシをとると涙もろくなるせいか(笑)、このロンドン公演のシーンを劇場で初めて見たときは、なんだか泣けてきたのを覚えています。

そして、この作品を見て気に入られたら、ぜひ『マダガスカル』『マダガスカル2』もごらんください。
そしてそして、ペンギンの特殊部隊(笑)、ペンギンズがお気に召されたら、ぜひ「ペンギン大作戦」やTVシリーズもご覧になってくださいまし。
そしてそしてそして、それでペンギンズが好きになったら、ともに2015年のペンギンズ主演映画を待ちましょう^^
脚本にTVドラマ『レバレッジ』の二人を迎えて、おそらくけっこうシリアスな要素が入る、ハードボイルドな映画になるのではないかと期待しています。
[PR]
by n_umigame | 2013-06-05 20:19 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

"The Dutch Shoe Mystery"(オランダ靴の秘密/謎)コレクション

角川新訳版『オランダ靴の秘密』、読み終わっております。
(最近全然感想をブログにアップできておらず、申し訳ありません。)


なんだかこんなに読みやすかったかなと思うくらい、さらっと読めてしまい、東京創元社版の新訳が出たときのように付箋を貼ってねちねち舐めるように読む、ということはやっておりませんが、それでも付箋貼っとるやないかい。
はい、それは、もう。えへへ。

d0075857_20463035.jpg


東京創元社版は、なぜ2冊あるのかですか?
右側の帯がついているものは「新版」です。
細かくは読み比べていないのですが、字が大きくなったことと、巻末に法月綸太郎さんの解説がついているところがまずはっきり違うところです。

右上は『オランダ靴~』初読だったのでどうかと思うほど付箋でびらびらになっているハヤカワ版。
翻訳は、宇野利泰氏。

d0075857_21345753.jpg


左:ハヤカワポケットミステリ。翻訳は二宮佳景氏。1957年刊。
右:新潮文庫版。翻訳は蕗沢忠枝氏。1961年刊。

d0075857_21352382.jpg


左:Pocket Books版。奥付によると1943年初版ですが底本は1931年の初版のようです。
わたくしの持っている↑ものは、1958年の11th printing。
カヴァーイラストは相変わらずの「こんなシーンはありません」シリーズ(笑)です。
昔のアメリカのペーパーバックのこのチープな感じはいつ見ても笑えます。
右は以前ご紹介した、ジュブナイル版。ポプラ社文庫。翻訳というよりジュブナイル向けにリライトされている作品です。1990年刊。
巻末のシリーズ案内を見ていると、S.S.ヴァン・ダインやアイリッシュ、カーにバークリー、ミルンから『赤い館の秘密』を持ってくるなど、かなりな海外古典ミステリファンが、当時ポプラ社文庫編集部におられたのだなあと思います。もちろんクリスティーも入っています。

d0075857_2135391.jpg


ポプラ社文庫版目次より、オランダ病院前景。こうやってイラストにしてもらえるとイメージしやすいですね。

d0075857_21355452.jpg


同じくポプラ社文庫より、クイーン父子。
エラリイの髪は黒いのですが、表紙のイラストだとなぜか赤毛(茶色)なんですよね…。
ブルネットに薄い目の色(グレーとかブルーとか)の人に弱いので、「外国人=金髪碧眼」つーのはやめていただきたいです。いくら子ども向けの…いえ、むしろ子ども向けの本だからこそ。
あと、クイーン警視はもっと小さく描いてください。小さくて強いのが萌えなんで(黙れ)。

d0075857_2136739.jpg


Pocket Booksの小口。なぜラズベリーピンク色なのか。

d0075857_21362851.jpg


Pocket Booksより、オランダ病院見取り図。

『オランダ靴』はクイーン家がアイルランド系であることが臭わされる作品です。(はっきりわかるように書かれるのは『シャム双子』まで待たなければなりませんが。)
この時代でNY市警の警察官でアイルランド系というのは、確かにとても説得力があるのですが、それにしてはクイーン警視の部下に北欧系の人が多いのが謎なのです。
[PR]
by n_umigame | 2013-06-02 21:41 | *ellery queen* | Trackback | Comments(0)

『ギリシャ棺の秘密』カヴァー・イラスト、アップ!

Twitterでもひとしきり騒ぎましたが、^^ 角川書店のHPにて、『ギリシャ棺の秘密』のカヴァー・イラストがアップされておりました。

6月21日発売予定です。

Twitter上で「次のカヴァーは若クイーン警視と若エラリイがいい」「ヴェリーもまだだよ」「レギュラーでは大穴でドック・プラウティはどう」などと、得手勝手三昧をほざいた結果、イラストレーターさんが「誰と誰描けとかうっさいわー!!」と思われて、今度はエラリイがピンになったというまことしやかな説が流れております。
ありえそうで笑えない……も、申し訳ございません…!

『ギリシャ棺~』は、エラリイが大学を出てすぐ、おそらく22~23歳くらいという設定になっていて、エラリイが非常に青々して推理をいっぱい間違える作品です。

エラリイ・クイーンものの時系列を考え始めると、どう考えてもおかしくなるので(笑)アレなのですが、少なくとも1929年より以前ということになりますね。

新訳、楽しみです。
[PR]
by n_umigame | 2013-06-02 20:35 | *ellery queen* | Trackback | Comments(0)