*さいはての西*

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ブログイイネボタン


ちょっと更新をさぼっている間に、「ブログイイネボタン」なるものがエキサイト・ブログに設定されておりました。
(エキブロユーザーの方は、「設定」から、「ソーシャルツール」で追加できます。)

ご訪問くださった方には、拍手ボタンと使い方は同じですが、どうもメッセージ機能はないようです。

よろしければ押してやってくださいませ^^
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by n_umigame | 2015-04-07 04:02 | 日々。 | Trackback | Comments(0)

『ルイ16世』ベルナール・ヴァンサン著/神田順子訳(ガリマール新評伝シリーズ世界の傑物3)祥伝社

ギロチンの露と消えたルイ16世は、本当に愚鈍な人間といえるだろうか?マリー・アントワネットとのセックスレスの原因は、いったいどこにあったのか?国王夫妻に対するイメージの決定的な転換は、どの時点で起きたのだろうか?―民主的過ぎたがために殺された君主から見た、もう一つのフランス革命史。
(Amazon.jp)



 春のフランス革命とその時代祭り(自分内)、そのに。
 Amazonの内容紹介はちょっと下世話な興味の引き方ですが、まじめな歴史書です。シリーズ名からもわかるようにガリマール社が出版しているものを底本にしているようですので、内容についてはお墨付きかと思われます。(それを祥伝社が翻訳を出しているのに正直驚きましたです。)(←。)
 たいへんおもしろく、読み応えのある評伝でした。

 長くなりましたのでもぐりますね。







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by n_umigame | 2015-04-07 03:40 | | Trackback | Comments(2)

web拍手御礼&メッセージ返信


毎度ありがとうございますの方も一見さんの方も、web拍手ありがとうございます。

このような過疎ブログにコンスタントに拍手をくださる皆さま、いつも励みになっております。
今年は心を入れ替えてちゃんと更新しよう!と思ったにもかかわらず、あらあら気づいたら3月一回も更新できてないじゃありませんか?時空が歪んだに違いありませんな!

今後もマイペースで更新してまいりますので、よろしくお願いいたします。

以下、メッセージのお返事です。







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by n_umigame | 2015-04-05 15:02 | web拍手 | Trackback | Comments(0)

『ルイ十七世の謎と母マリー・アントワネット』デボラ・キャドベリー著/櫻井郁恵訳(近代文芸社)


 父と母を民衆に処刑され、自らも虐待の末に10歳で獄死したルイ17世。彼は身代わりの少年だったのか―。心臓のDNA鑑定が200年にわたる謎を解明。
(Amazon.jp)



 はい、そんなわけで「ベルばら」11巻を読んだのをきっかけに、久しぶりにやってまいりました春のフランス革命とその時代祭り(自分内)、そのいち。
 何点か続けて感想をアップいたします。

 サブタイトルは「革命、復讐、DNAの真実」とありますが、「復讐」のお話ではありません。


 今回の祭りでは「ベルばら」では語られなかった王家の人たちの「その後」を知りたくて、まず『マリー・アントワネットと悲運の王子』(川島ルミ子著、講談社+α文庫)を読んだのですが、メロドラマ的小説タッチで軽く、物足りず。あまぞんさんで引き続きこれをオススメされたので、こちらを読んでみました。

 内容はとてもユニークでおもしろい本でした。ただ内容が面白いだけに、造本が惜しいところが残念。これについては最後に述べますね。


 ルイ17世とは、ルイ16世とマリー・アントワネットの次男ルイ・シャルルのことです。長男であるルイ・ジョゼフが脊椎カリエスで夭折したため、幼くして皇太子となりました。
 6歳でタンプル塔に幽閉され、家族と引き離され、解放されないまま10歳になる前に亡くなりました。
 が、亡くなったのは本当にルイ・シャルルだったのか、という疑念が早くからあり、ルイ17世を名乗る者が続出。現在に至るまで彼の子孫だという人がいます。
 「はたして、亡くなったのはルイ17世本人だったのか?」この歴史上の謎をたんねんに解く作業を追ったノンフィクションが本書です。


 結論から言うと、亡くなったのはルイ17世本人だったと判明したとのこと。(謎が解明された2003年にニュースにもなったそうですが、寡聞にして存じませんでした。)
ルイ17世が亡くなったときに解剖した医師がこっそり保管していた心臓と、母方の女性の髪が現代まで残されていたので、DNA鑑定が可能だったためです。
 ですので、その後、雨後のタケノコのようにわらわらと沸いて出た”自称ルイ17世”は全員、ニセモノだったことになります。

 日本にも有名どころでは義経伝説があるように、「あの人は実は生きていた」という○○生存説が、洋の東西を問わず語り継がれることがあります。説話の類型にも貴種流離譚があるように、高貴な身分の人が艱難辛苦の末にふさわしい栄誉を得るという「お話」が人々に愛されているということもあるでしょうが、説話は別として、その発生の一番の理由は、「その人に生きていてほしい」という思いではないでしょうか。

 ルイ17世の場合は、10歳にもならない少年を虐待の末に殺してしまったことに対する、当時の人々の後ろめたさもあったのではないか。
 これは実際にひどい目に合わせた革命側の人々も、政治的に放置しておいた王族関係者も王党派も、ある意味同罪の罪悪感だったのではないかと思われます。

 当時の記録がこれだけ子細に残されていることも驚きですが、ルイ・シャルルに対して行われたことは児童虐待以外のなにものでもありません。
 王党派によるルイ・シャルルの擁立を革命政府が恐れたという背景ももちろんあったでしょうが(事実王党派はルイ17世とみなしていたそうですから)、どんな理屈を並べたところで、ルイ・シャルルに対する仕打ちは、必要でなかっただけでなく、残虐で野蛮としか思えないものです。

 読んでいて感じたのは、教養がないことの怖さ、良い意味のプライドがないことの怖さ、コンプレックスとその裏返しの嫉妬の怖さ、そして安易に流される大衆の怖さでした。
 
 当時、民衆は食うや食わずのたいへんな暮らしを強いられていました。もちろん身分制度があるので、社会的にも不公平です。同じ人間なのに、基本的人権などという概念自体ありません。
 そんなときに、贅沢な暮らしをしている王室や貴族が憎しみの対象になり、その憎悪をぶつける機会が手元に転がり込んできたときに歯止めがかからなくなってしまっても、ある意味、仕方のない部分もあるでしょう。人間、おなかが空くとろくなことはありません。「たいていのことは食えば何とかなる」という椎名誠さんの名言を思い出しますが、逆に言うと、たいていのことは食えなくなるとどうしようもないということです。
 それでもやはり、熱が冷めてみたら「いったい自分たちはがんぜない子どもに何てことをしてしまったのだろう」と、直接手を下さずともその片棒を担いだ一人として、目が覚めてしまった人も大勢いたはずです。

 コンプレックスの裏返しではないかと感じるのは、「ベルばら」にも登場するジャック・ルネ・エベールがある意味わかりやすい。彼は現在で言えば、三文大衆紙の一番下品なコラムを一紙にまとめたようなゴシップ新聞を発行するジャーナリストでした。(そんな仕事でもジャーナリストと呼んでさしつかえなければ、ですが。)結局自分も断頭台に消えましたが、ロベスピエールにすら「あのバカが」と言われるような王室ネガキャンを張っていました。実際この、特にマリー・アントワネットのネガキャンが彼女のイメージを決めてしまった側面もあったそうなので、そういう意味では革命に寄与したのでしょうが、やり方があまりにも品性下劣です。
 ゴシップや三文娯楽は何でもそうでしょうが、どんどん過激にならないと、そんなものを常習的に読んでいる”大衆”は満足しません。ジャンクフードばかり食べていると味覚が偏るようなものです。退屈な事実よりおもしろい虚構です。
 しかし、あらゆる「虚構(フィクション)」のおそろしいところは、それを生み出した人が意識していない何か、むしろ、意識は隠しておきたいと思っている何かすら、さらけ出してしまうということです。

 終わってしまった歴史上のあれこれに、安全な場所で暖衣飽食している人間が「ああすればよかった」「こうすればよかった」と言うのはたやすく、また意味のないことだということは理解しています。 
 ですが、自分もまぎれもなくその”大衆”の一人として、自分の生きている時代の問題・課題について正しく知っておくこと、知った知識を活かすこと、そのための教養と見識を磨くことの重要さを、改めて教えられたように思いました。

 あとがきにあるドストエフスキーの言葉を、孫引きになりますが、記載しておきます。
「罪のない、苦しんだ子供の涙は何によって贖えるのか。またそんなことは可能であるか」

 
 というような、興味深い内容の本なのですが、冒頭に述べたように造本が残念です。
 まず、タイトルが扇情的とまでは言わないまでも、やや安っぽく感じます。(日本ではマリー・アントワネットの名前が入る方がキャッチーだからでしょうが)
 次に、翻訳があまりにも生硬で読みにくいところがけっこうあります。版下データがもしかしてWordそのまんま?という部分があったりします。タイトルとレイアウトはまだいいとして、翻訳は快適な読書の如何を左右しますので、これだけはもう少し何とかならなかったのかと残念です。注も、脚注や章末か巻末に回すのが通例ですが、フォントが同じ大きさのまま文中にカッコくくりで続くため、論文の体裁のルールを知らない学生が書いたレポートみたいになっています。それも本の品性を落としているように思い、残念です。
 サブタイトルにある「復讐」も、これはルイ・シャルルに、父親のルイ16世が、処刑前に「けっして復讐しようなどと考えてはいけない」と諭していますので、主旨からそれるのではないかと。
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by n_umigame | 2015-04-05 00:08 | | Trackback | Comments(3)

『ベルサイユのばら』11巻 池田理代子著(マーガレットコミックス)集英社

少女漫画の歴史的名作『ベルサイユのばら』が連載終了から40年余の時を経て、ついに蘇る! アンドレ、ジェローデル、フェルゼン、アラン…オスカルを巡る人々のその後や、知られざる過去を描いた新作エピソード4編を収録。美麗カラー24P付きの豪華仕様!
(Amazon.jp)



 なんと、40年ぶりの新刊だそうです。それだけもうこの作品の持つパワーを感じますが、連綿と受け継がれてきた日本の漫画文化の底力も感じますね。すばらしいことだと思います。しかも刊行当時一時品切れになるほどだったとか。「ベルばら」世代の方はもちろんのこと、わたくしのように世代ではない人間でも買って読もうかと思わせる、それもすごい作品だと思います。


 以下、ネタバレ感想です。
 本編にも触れざるをえないので、それでもだいじょうぶという方のみ、お入りください。

 あと、わたくしいわゆる「ベルばら」ファンではありません。キャラクターの名前に様をつけたりしませんので、そういった当たりもご了承くださいませ。









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by n_umigame | 2015-04-03 20:26 | コミックス | Trackback | Comments(0)

『ジェシカおばさんの事件簿』2エピソード


S1E19「道づれは怖い人」(原題:Murder Takes the Bus)
S2E13「陪審員はつらいもの」(原題:Trial by Error)
(※エピソード番号はWikipediaより)

 アメリカのTVドラマシリーズで、推理による謎解きが中心の、なつかしいドラマです。
 最近でもちょこちょことCSなどで再放送されています。
 昔NHKで放送していたのを見たり見なかったり、という感じで見ていました。(「見てた」って言えるのかそれ。)主人公のジェシカの吹き替えは森光子さんだったと記憶していますので、その頃です。


 最近のミステリードラマは複雑で、人間関係がどろどろしているのは仕方ないにしても、殺人現場が猟奇的だったり、結果的にいるのかそれみたいなラブシーンで脱線したり、これちゃんと話としてオチるんでしょうねとか、原作がある作品は改変のセンスとか必然性とかそれどうなんだとか、いろいろな意味ではらはらするので、見る前に気持ち的に走り込んでから見たいドラマが増えました。
「ジェシカおばさん」は、久しぶりにミステリードラマを見終わって、一服の清涼なお茶をいただいたような気持ちになりました。ついでにお茶で目も鼻も洗えた気持ちです。花粉症でお悩みの方はいかがでしょうか。


 この「ジェシカおばさん」に、ドラマ『エラリー・クイーン』でクイーン警視を演じたデヴィッド・ウェインが出演していたらしい、ということを知っていたのですが、なかなか見る機会がなかったところ、また某方から見る機会をいただいてしまいました。
本当にいつも一方的にお世話になるばっかりで、申しわけありません。ありがとうございます!
そして、ありがとう、ドラマ『エラリー・クイーン』、ありがとう、ウィリアム・リンクとリチャード・レビンソンコンビ!(そこからのご縁なので!)


以下、感想です。
ネタバレになりますので、たたみます。犯人やトリックについても触れていますので、未見の方は回れ右推奨です。







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by n_umigame | 2015-04-03 02:19 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)