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<小ネタ>こんなところにエラリイ・クイーンが


『Comic S 早川書房創立70周年記念コミックアンソロジー』というコミックスが、今年の初めに出まして。

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早川書房らしく「SF篇」と「ミステリ篇」が出ていまして、こちらは「SF篇」になります。
「ミステリ篇」は坂田靖子さんにつられて、「SF篇」は題材につられて買ってはみたものの、感想はおおむねAmazonに掲載されている皆さまの感想と変わるところがありませんでした。(版元が版元なので、もう少し面白くできたんじゃないかと思うのですけれどもね…読者の期待もそれなりにあるでしょうし。いっそ、最近のイマドキ狙いのジャケットに合わせて、若手の漫画家さんや、これはと思われる新人さんで揃えても良かったんじゃないかなとか…って最近、ハヤカワさんの本はほぼノンフィクションしか買ってないのですが)
まあいいや、横山えいじさんのマンガ、好きだから。(何そのなぐさめ方)

そんなこんなでアンソロジー・コミックスとしては感想がこれといって出てこなかったのですが、あらま。という箇所を見つけまして。

ふくやまけいこさんの作品に、エラリイ・クイーンの本(原書名で)が並んでいて、ここでちょっとだけテンション上がったので(笑)、ご紹介させていただいておきます。

じゃん

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しかもけっこうマニアックなのが並んでいる。
クイーンでない本も並んでいますが。


…いや、だからどうしたと言われても困るのですけれどもね。

マンガを読んでてこんなところでひっかかる自分が気持ち悪いです(笑)。
ふくやまけいこさんはクイーン・ファンでいらっしゃるのですね、きっと。いや間違いなく。



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by n_umigame | 2016-05-26 00:13 | *ellery queen* | Trackback | Comments(0)

『貴婦人として死す』カーター・ディクスン著/高沢治訳(創元推理文庫)東京創元社



数学の教授だったアレックは六十、年の離れた妻リタと村はずれで平穏に暮らしていたが、バリーという若造の出現で状況は一変する。ある晩リタとバリーは突如姿を消し、海へ真っ逆さまの断崖まで足跡がついていた。二日後遺体は発見されたが、腑に落ちない点が多すぎる。二人の死は心中か殺人か、村に住む老医師が綴った手記から浮かび上がる真相とは? 張りめぐらした伏線を見事回収、目配りの利いたヘンリ・メリヴェール卿活躍譚。
(Amazon.jpより)


なんですかこれ。
めちゃくちゃ面白いんですけれども。

「カーはおもしろいに決まっとる今頃何を言っておるのかね、きみは?(キッ!)」
とおっしゃる向きに、ここでいっぱつ聞いてください。


~ポエムと小芝居~「カーとわたし」


初めての出会いは『火刑法廷』だった。
当時はもちろん旧訳…けれども壮絶に挫折したわ。
この訳と相性が悪いのかしら…ううん、わたしのリテラシーがなってないのね。そう思ったから新訳でもトライしてみたの。
だめだった…だめだったの…!!(ここで唐突に感極まって泣き出す)
(気を取り直す)
それで、バナナの皮ですべって転んだ名探偵がいるって聞いて。
最初は「本格ミステリ界の都市伝説ね…ふふふっ、おじさま方ったら。お・茶・目・さん★」って笑って流してたら、ほんとだったから、びっくりよ?
それがH・M卿だったの。
しかも、作品は、アレよ。
どうなの。
どうなのもこうなのも、トリック忘れるくらい笑ったわ。
そんな理由でミステリ読むってどうなのって? きっかけはなんだっていいじゃない?
それで、そのあとも読んだのだけど、H・M卿が出てこなかったせいかしら、あまりぐっとこなかったのよ…!わあああっ!(再び唐突に感極まって走り出す) 


などと思っていましたごめんなさい。

あんまり面白かったので、直後に、某書評サイトでオススメされた『墓場貸します』も読みました。一気読み。

H・M卿は、騒々しくてものぐさでいじわるそうだなんて描かれ方をしていますけれど、そんなことは全然なくて(騒々しいのは否定しませんが)、これほど社会人としての常識を備えた黄金期の「名探偵」は見たことがありません。
だって、自分は警察の捜査に口出しできる立場じゃないけど…と、ちゃんと警官に言うんですよ。一体何の権限があって捜査に首つっこんでんだこの人はしかも態度でかい、というのがもうお約束の黄金期の本格ミステリ世界にあって、何という謙虚さ&常識人さ。そしてそれがかえって呼び起こす清々しい新鮮さ。
しかも、とても心優しい人ですよね。
自分の好奇心を満たすためだけに、推理のための推理をしない。他人が触れて欲しくないところにちゃんと配慮してあげている。正義を振りかざさない。

こんないい人、黄金期の名探偵で初めて見たよ…!! と、何よりもそこに感動しました。
もちろん、本格ミステリ(パズルミステリ)としても面白くて、女性キャラクターも頭からっぽのお人形さんみたいではないし、なによりもユーモアが満載で、久しぶりにミステリ小説を読んで「あー楽しかった!」と思いながら本を閉じました。

とは言え、まだH・M卿ものは2冊+短編数編、カー全体で数えても10作も読んでいないので、これからいろいろ読もうと思います。

まずH・M卿が出ている作品がいいなと思い、『ユダの窓』と『黒死荘の殺人』を買ってきたのですけれど、「貴婦人」「墓場」が面白かったのなら、次はこれだろ? というおすすめがあればぜひご教示くださいませ。『白い僧院の殺人』も持っています。(※未読)
(某書評サイトで「墓場」をおすすめくださった方は、まったく見ず知らずの方なのですが、「貴婦人」がおもしろかったのならコレという実に的確なおすすめをしてくださったことがわかりました。なかなかこうはいかないものですよね、本のオススメって難しくて…。こちらでも改めて、ありがとうございました!)

BBCは次、H・M卿シリーズをドラマ化しませんかね? かね?


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by n_umigame | 2016-04-27 00:07 | | Trackback | Comments(0)

エラリイ・クイーンのコミックス & 奥さまによるフレデリック・ダネイさん伝記


昨今のハリウッドでのリブートやらリメイクブームに乗っかって、エラリイ・クイーンも再ドラマ化しないかなー何なら映画化でもええんやで…? と、ひっそり前のめりに日々を送っておりますにせうみがめです同じ思いをしていらっしゃる皆さまごきげんよう。


今回は、フレデリック・ダネイさんの奥さまによる伝記らしき本を発見したので、合わせて、先日出たクイーンのコミックスと合わせてご紹介いたします。

と言っても、どちらも全然手つかずで、伝記の方に至ってはほんとにチラ見した程度ですので、「こんなんありましたぜ」以上のご紹介はできませんが。また読み終わったら記事にできればと思います。
と言うか「ほわー! こんな本出とる!(歓喜の踊り)」以上のところに自分が行ってませんので、そんな感じでご覧いただければと。(そんな時点で記事にすんなレベル)

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1冊目はこちらです。
■"Ellery Queen, Detective (a Dell Comic Reprint)"
(リンクは日本Amazonへ飛びます↑)

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書影画像はAmazon.jpより。


ファンの間では垂涎(笑)(笑うな)のレア・アイテム(笑)(だから笑うな)だった、コミックス版のエラリイ・クイーンです。今で言うところのグラフィック・ノヴェルですね。

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ご覧いただければおわかりいただけるように、エラリイが古式ゆかしいアメコミデザインで、初めて見たとき思いましたね。

クラーク・ケント?

でもこういうレトロな絵柄、だいすきです。

毎回毎回無駄に美女がからんで荒唐無稽な大冒険になるのだけれども、いちおうエラリイが推理して事件は解決するという内容のようで、なんとなんと、「読者への挑戦」があるんですよ生意気な。

▼読者への挑戦
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もちろん、クイーン警視もヴェリー部長刑事も登場しますよ。

▼身も蓋もないことを言うクイーン警視。
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「エラリイ、時間を無駄にするな、犯人の名前を言え」

クイーン・パパ、それを言ったらたいていの本格ミステリの名探偵の見せ場なくなりますから。でもすごい気持ちよくわかる。わかるよ。
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クイーン警視も眼鏡男子。
父子が似てるように描かれているところが、いいねいいね!!!

雰囲気としては、1970年代のドラマ『エラリー・クイーン』に似ているかもしれません。最初のファラオの呪い的なお話とか、ドラマにもありましたし。

おおう、なんと、本国US Amazonの方でもすでに絶版に…(泣)。

今回の本は、今まで単品で出版されたものが合冊で復刊・刊行されたもので、プレミア化していた初版のものより、もちろんお値段もお得になっておりましたので、再版がかかりましたらすかさずポチられることをオススメいたします。

▼これだけ入ってます。お買い得❤
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いろいろ言いましたけれど、ほんとうにレア・アイテム(笑)でしたので、よくぞ復刊してくれましたよ、デル。ありがとう、デル。
ほしいけどそのお値段ではちょっと…というようなレアっぷりでしたからね。
にも関わらず、光の速さで品切れ・絶版になるところを見ると、そうとう部数しぼりおったなって感じで、どう「レア」だったか察するに余りあるかと思われますが、とにかくありがとう、ありがとう、デル。



2冊目は、こちら。
■"My Life with Ellery Queen: A Love Story"
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書影画像はAmazon.jpより。


こちらは、エラリイ・クイーンの片割れであるフレデリック・ダネイさんの3番目の(そして最後の)奥さま、Rose Koppel Dannayさんによるダネイさんの伝記のようです。
目次によると、来日されたときのことについても触れられています。2度来日されていたようですが、2度ともについて記述があります。

フランシス・M・ネヴィンズによる序文もついています。ざっと斜め読みした限りでは、この序文はエラリイ・クイーンの作家としての活動の紹介がメインで、デビューに至る履歴や作品の紹介がほとんどを占めているようです。ラジオドラマやTVドラマについても触れられています。めっちゃ長い序文(笑)なので、クイーンについてひととおり知っている人は、この序文はすっ飛ばしてもいいんじゃないかと思います。細かく読み込んでいないので、もしかしたら小っさ~い新ネタも仕込んできているのかもしれませんが、ぱっと見わかりません。

表紙のラブラブ(死語)のお写真が、『クイーン警視自身の事件』でのクイーンパパとジェシイを思い起こすような、素敵なお写真ですよね~❤❤❤
なんやったら、ハリウッドは、これを映画化してもええんやで…ええんやで…。
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こちらは今、Kindle Fireを持っている方(でプレミア会員の方)は無料で読めるコンテンツなので、お持ちの方は取り急ぎダウンロードしておくのはいかがでしょうか。

こちらのブログにこの本の紹介がありました。

■SleuthSayers
Queen's Quorum


今さらにご紹介いたしますと、エラリイ・クイーンとは、フレデリック・ダネイとマンフレッド・リーという、NY出身の二人の従兄弟同士のデュオ作家の筆名です。(そして二人が生み出した探偵の名前でもあります。後々、作家名=探偵名スタイルをまねっこする人もけっこういて、「まぎらわしいんじゃあ!」とキレているミステリファン多し(笑)。感想書くとき、ほんとそうなんですよね。)
その片割れのリーの方が先に亡くなりました。
こちらのブログによれば、リーさんが亡くなったあとのダネイさんの人生を埋めるように、ローズさんがやってきたようですね。
こちらも読み終わったら、また記事にしたいと思います。


ネヴィンズさんと言いますと、今年(2016年)は、国書刊行会から"Ellery Queen: The Art of Detection"の新訳が刊行される予定だそうです。
https://twitter.com/fujiwara_ed/status/682551686959771648

旧訳の増補改訂版で、エラリー・クイーン・ファンクラブ会長の飯城勇三さんの訳とのことですので、さぞかし暑い一冊になるかと思います。
日本ではどうしてもクイーン関連というと、こういった「研究書デス!」「評論デス!」といったマニアックで硬い雰囲気のものが多くて、末席を汚させていただいているEQFCの会誌『QUEENDOM』でもそんな感じです。それはそれであって欲しいのですが、マンガや、少し柔らかいものになると受け入れてもらえないとまではいかないまでも、軽く見られる雰囲気がいまだにあるように感じます。
それが理由で海外でもさっぱり映像化に恵まれないのでしょうかね~。だったとしたら残念ですね。




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by n_umigame | 2016-03-23 22:01 | *ellery queen* | Trackback | Comments(0)

『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』(2015)

■映画『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』 公式サイト - GAGA


「ロード・オブ・ザ・リング」「X-MEN」シリーズのイアン・マッケランが、引退した老齢の名探偵シャーロック・ホームズに扮し、自身を引退に追い込んだ未解決事件と再び対峙する様を描いたミステリー作品。ある男性から不可解な行動を取る妻の素行調査を依頼されたホームズだったが、その謎解きはホームズの人生最大の失態となり、探偵稼業を引退することとなった。あれから30年、93歳となったホームズは、30年前の未解決事件に決着をつけるため、ロジャー少年を助手に迎え、最後の推理を始める。現役から退き、93歳となった年老いたホームズをマッケランが演じ、アカデミー賞ノミネート女優ローラ・リニー、真田広之らが脇を固める。監督は「ドリームガールズ」などを手がけたビル・コンドン。
(映画.com)







曜日と時間帯もあったのかもしれませんが、お客さんが高齢の方がすごく多くてびっくり。しかも横一列お友だちどうしという感じの座席も多くて、皆さん持ち込みのおにぎりとお茶でひとしきり腹養いをされたところで映画、という、優雅(?)デスネ…。ノリが、愉快な出し物があるって聞いて観に来たよ、ということなのでしょうか。(でもこれが本来あるべき姿なのかも…)

で、見終わって、高齢の方が多かったのも納得しました。
もしかしたらそういう年代の方々に、何か特別キャンペーンされていたのかもしれません。知らんけど。

ネビル・シュートの『パイド・パイパー』が好きな方は、しのごの言わず劇場へゴー。


以下、ネタバレしていますのでもぐります。原作未読ですが、原作についても触れています。







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by n_umigame | 2016-03-22 02:24 | 映画・海外ドラマ | Trackback(1) | Comments(0)

『孤高の警部ジョージ・ジェントリー』#21「巨悪への挑戦」"Breathe in the Air"

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草原で女医バレリーの遺体が発見される。側に睡眠剤入りの注射器が落ちていた。同僚の医師の話では、彼女は難病の運動ニューロン疾患と診断され苦しんでいた様子。そこでバッカスは自殺と決めつけるが、ジェントリーは納得しない。バレリーが夫と別居後に住んでいた家に出向くと、家探しされた形跡が。その家のあるイースターホープは、若くしてガンで死んだレイチェルの友人エスターが住んでいた町だった。
(AXNミステリー・画像も)

S7E2。

順番がすっとんでしまいますが、あまりにも、あの、それ、だったのでこちらの感想を先にアップします。


以下ネタバレです~。







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by n_umigame | 2015-11-18 00:07 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

「マーティン・ショウ&リー・イングルビー インタビュー」


AXNミステリーの公式サイトに、こんなページがありました。

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■「マーティン・ショウ&リー・イングルビー インタビュー」
(画像も)

これ、お二人ともちょっと前のお写真かな?

このお二人、海外のサイトなどをざばざば泳いでいると、けっこうインタビュー動画などもアップされています。
(残念ながらわたくしのヒアリング能力ではほとんど聞き取れないことも多く、泣いておりますが…(ノД`))

このインタビュー記事を読んでびっくりしたのは、なんと、リー・イングルビー演じるジョン・バッカスは、原作には登場しないキャラクターだということでした。

そ、そうだったのか!

確かに、ジェントリーって一匹狼タイプですよね。
ドラマはバッカスみたいな未熟者とコンビを組むことで、ジェントリーの良いところばかりか、欠点や弱点も浮き彫りになって、ナイス、ドラマのスタッフさんたち!今さらだけど!

少し前までアラン・ハンターの原作が全然手に入らない状態だったのですが、ふと見たら日本のあまぞんさんでもKindleでお手軽に読めるようになっておりました。
あまぞんさん、便利すぎてこわい……。
興味のある方はぜひ~。けっこう何冊も出てますよ。
(わたくし英語読むのに日本語の3倍くらいは時間かかるんで、もうこれ以上積ん読増やすと人生終わってしまうかもしれず、しばらく手を出すのは控えさせていただきます。)

あと、どうして撮影現場は下ネタで大笑いするという楽しい展開になりがちなのか、ちょっと教えてほしいと思います。ちょっとでいいから。



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by n_umigame | 2015-11-17 23:58 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

『孤高の警部ジョージ・ジェントリー』#17「キャンプ場に潜む闇」"Blue for Bluebird"


青い鳥キャンプ場の制服を着た若い女性の遺体が海辺で発見される。捜査に赴いたジェントリーとバッカスは、メーガンという名の従業員が出勤していないことを確認。両親が遺体の身元を確認するが、母親はなぜか冷ややかだった。キャンプ場を経営するトッドは何か隠し事がある様子。従業員のガリーは反抗的な態度を見せ、ゲイルは秘密を抱えているようだ。一方、バッカスは娘と月1回しか面会できないことに不満を募らせていた。

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(AXNミステリーより・画像も)


なんということでしょう。待ちに待っていたはずの新シーズン第1話をみはぐってしまいました(号泣)。
録画も忘れており、ハッと気づいてTVつけたらジェントリーさんが可愛い子どもさんとなにやらお話しているシーンで終わりつつあったという。

いずれ再放送をするでしょうから、見ることができましたら、改めて感想をアップしたいと思います。(見はぐったのは、S6E1;第16話「死の真相」"Gently Between the Lines"ですが、きちんとあの打ち切り少年マンガ(おい)の落とし前をきちんとつけたお話だったようで、見たい。ちょう見たいです。あらすじ読んでるだけで悶え転げております。)


そんなわけで今回は、S6E2;第17話「キャンプ場に潜む闇」"Blue for Bluebird"の感想から。


シーズン6まではだんだん、ミステリ本で言われるところのキャラ読み的な楽しみが増えてきていて、プロットや脚本の練り込みといった部分ではちょっと浅くなってきているかなあという印象でした。
ですが、シーズン6からは心を入れ替えたんですかと思うくらい、ドラマとしての濃度が戻っている感じです。どのエピソードも見応えがあります。

毎回、何年のお話かということが出てから物語が始まるのですが、元々1960年代のイギリスという設定に説得力があり、この時代設定もドラマの重要な登場人物と言っていいでしょう。そこへ回帰しようとしていると感じました。

以下、ネタバレですのでもぐります。








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by n_umigame | 2015-11-17 23:37 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

「ルイス警部」(今度こそ)終了


すでにTwitterでは情報が流れておりましたが、2015年11月10日(現地時間)の” What Lies Tangled” Part 2 をもって、「ルイス警部」の放送が終了しました。
最終エピソードは2部構成で、最終シーズンとなった第9シーズンは全6話。ですが、前後編の2部構成が3つなので、実質は3話。

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画像はこちらより。

参考記事は以下のとおりです。

■Lewis(IMDb) S9 Episodes

■Lewis: ITV/PBS Drama Ends with Season Nine; No Season Ten

■Lewis set for final case as Kevin Whately and Laurence Fox bow out


以前も終了するとローレンス・フォックスがインタビューで答えていたので、「今度こそほんとでしょうね~」とか思っておりましたが、今度こそ本当でした(泣き笑い)。

しかし、ルイス役のケヴィン・ウェイトリーさんは今年で御年64歳。
英国の俳優さんは80が90でも現役バリバリで、「あれ、昨日まで舞台でぶいぶい言わせてるみたいな記事読んだけど?」みたいな感じで言葉どおりの意味で死ぬまで役者、という方が多いものの、さすがに英国の警察の定年制度はどうなっておるのかとか、いったん引退したのにまたしれっとハサウェイとコンビ組んで捜査してるってどうなのとか、まあ、思わないでもなかったです(笑)。

ですので、ここらでちょっとお休みさせてあげてくださいというのも、ファンとしての本音であります。

さみしいですが。
さみしいですがーーー!!(号泣)


しかも、ローレンスは趣味でやっていた音楽を本業にするようだというツイートを見かけ、しかも「嫁がビリー・パイパーだし❤」みたいな紹介で、二度見どころか三度見余裕でした。

俳優一家の中からミュージシャン誕生なのかもしれません。

いずれにせよ、ケヴィンさん、ローレンスさん、ほかキャスト、スタッフの皆さま、本当に10年間おつかれさまでした。
すばらしいドラマをありがとうございました。

https://twitter.com/LozzaFox/status/661226007769325568
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日本での放送を全裸待機しています。
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by n_umigame | 2015-11-11 22:16 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(2)

『ホテル1222』アンネ・ホルト著/枇谷玲子訳(創元推理文庫)東京創元社

雪嵐の中、オスロ発ベルゲン行きの列車が脱線、トンネルの壁に激突した。運転手は死亡、乗客は近くの古いホテルに避難した。ホテルには備蓄がたっぷりあり、救助を待つだけのはずだった。だがそんな中、牧師が他殺死体で発見された。吹雪は止む気配を見せず、救助が来る見込みはない。乗客のひとり、元警官の車椅子の女性が乞われて調査にあたるが、またも死体が……。ノルウェーミステリの女王がクリスティに捧げた、著者の最高傑作! 解説=若林踏
(出版社HP)


本書の裏話的な「アンネ・ホルト/枇谷玲子訳『ホテル1222』ここだけのあとがき」はこちらで読めます。
作品の舞台となったフィンセや、(縁起でもないけど)事故に遭った列車の雰囲気、作中に登場する『ネミ』というコミックスなど、画像で見ることができて、わかりやすいです。
舞台となったホテル<フィンセ1222>の紹介もあり。


ハンネ・ヴィルヘルムセンシリーズ8作目とのこと。過去7作も邦訳があったようですが、7作目の『凍える街』以外は現在入手困難な状態のようです。


単純に「吹雪の山荘」ものの新刊だ、うわーい!というただそれだけの気持ちで刊行前からけっこう楽しみにしていた1冊でしたが(だってそう思いますよ、この帯の惹句だと)、ううむ。

何がしたかったのか。

読後の感想はコレにつきます。
いろいろな色のついた風呂敷を思わせぶりに開いたのだけれど、たたまれていないと申しますか。
最後まで読むのが困難なほど退屈だというわけではないですし、今流行の「北欧ミステリ」にありがちな、凄惨なシーンてんこもりだったり、人間関係が陰惨すぎて仕事終わりに読むのはうんざりするようなことはなかったのですが。
個人的に一カ所だけ沁みた箇所もありました。


以下、ネタバレにつきもぐります。







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by n_umigame | 2015-10-20 21:34 | ミステリ | Trackback | Comments(0)

『ジェシカおばさんの事件簿』パイロット版「シャーロック・ホームズ殺人事件」

原題:The Murder of Sherlock Holms

AXNミステリーで日本未放送の新シーズンも始まるということで、おめでとうございます。
■ジェシカおばさんの事件簿(AXNミステリー公式サイト)

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(画像も)

いつも一方的にお世話になっている某方から、またもやお言葉に甘えてDVDをBOXでお借りしてしまいまして、おもしろいものでついつい次々と堪能させていただきましたのですが、あまりに矢継ぎ早に見たものでブログに感想書こう♪とか思っていたのが果たせませず…。通常営業すぎる…。

あまりにあんまりなので、こちらも日本未放送という、このパイロット版の感想をアップいたします。

いわば、『ジェシカおばさんの事件簿』"エピソード0"であります。



以下、ネタバレあり。犯人とトリックも割っているので、未見の方はここで回れ右推奨です。








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by n_umigame | 2015-10-12 18:17 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(2)