古本屋さんで偶然見つけたものです。
いつブログのネタにしようかしらと思っていたのですが、またドラマ『エラリー・クイーン』を見る機会がごろんと転がってまいりましたので、いそいそと出してまいりました。
じゃん。
何これ。
『テレビジョンエイジ』だそうです。
それ以上聞かないで下さい。わたくしも存じません。
表紙タイトル左上に「外国テレビ映画の専門誌」とあります。
奥付によると、四季出版新社という出版社から1978年の10月に発行されています。
表3に雑誌コードがついていますので、雑誌(逐次刊行物)だったようですね。
中を見ると、海外ドラマのファン雑誌のようですが、紹介されているドラマがどれも知らないものばかり。唯一広告ページにある『スター・トレック』はさすがに知っていますが、「レナード・ニモイ、若っかー」という感想しか出てきません。すみません。
中に、「秋の新番組特集」として、『エラリー・クイーン』を写真を多用して紹介されています。

「秋の長い夜をハイ・センスなミステリー・ドラマで……そんな願望にピッタリなのが『エラリー・クイーン』。(中略)折しもCOPブームの真っ直中とあって、時の利あらず……1シーズンでキャンセルを余儀なくされた。しかし、アンチCOPのへそ曲がりファンには至って評判の良い作品だった。(後略)」
とあります。
文章が1970年代風で、読んでいて笑うところじゃないのに吹き出しそうになりましたが、つまり、同時代の海外ドラマ専門の(?)ライターさんの意見としては、このドラマは刑事ものに押されたということなんですね。
で、「アンチCOP」(すごいなこの表現)は「へそ曲がり」と思われていたんですね。
いやー、すごいですねー。(←棒読み)