*さいはての西*

fwest.exblog.jp
ブログトップ

2008年 01月 07日 ( 1 )

『クリスマスに少女は還る』 キャロル・オコンネル著/務台夏子訳(創元推理文庫)東京創元社

クリスマスを控えた町から、二人の少女が姿を消した。誘拐か?刑事ルージュの悪夢が蘇る。十五年前に双子の妹が殺されたときと同じだ。そんなとき、顔に傷痕のある女が彼の前に現れた―「わたしはあなたの過去を知っている」。一方、監禁された少女たちは力を合わせ脱出のチャンスをうかがっていた…。巧緻を極めたプロット。衝撃と感動の結末。新鋭が放つ超絶の問題作。


クリスマスまでに読もうと思っておりましたが、年が明けてしまいました。

海外ミステリと海外SFの邦題はたいへんセンスの良いものが多いですが(映画配給会社の邦題を決める人はぜひ爪の垢せんじて飲むよーに。)、この作品もたいへんすばらしい邦題であることが、読み終わるとわかる、というしかけになっております。
また、原題"Judas child"は「囮の子」という意味だそうですが、こちらもなるほど。タイトルロールで決め手はまさにこの子ですね。

えー、わたくし、この手のオチは本来大好物です。
お話としても、多少冗長である部分は否めないかとは思いますが、よくできていると思います。(ちょっと翻訳が読みにくいですが。主語と述語がわかりにくいと言いますか、5W1Hの描写が甘いと言いますか。自分が合わないだけかもしれませんが)
なのですが、いまひとつ乗れなかったと申しますか、「あれ、おっかしーなー、なんでなんだろ、ここでぐっとくるはずなんだけどなー???」と自分でも不思議に思いつつ読み終わりました。

以下、犯人以外はネタバレでまいりますので、ご注意下さい。↓

これは、非常にざっくりといきますと日本昔話で言うところの、

More
[PR]
by n_umigame | 2008-01-07 23:47 | ミステリ | Trackback | Comments(0)