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カテゴリ:映画・海外ドラマ( 569 )

『孤高の警部 ジョージ・ジェントリー』が終了(本国)

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(画像はIMDbより)


いきなり私事で恐縮ですが、この3年ほど公私ともに本当にいろいろとありまして、以前楽しく見ていたドラマもすっかり追えなくなってしまっておりました。
ブログの更新もすっかり間遠になって、よほどのテンションがないと書けなくなってしまっていましたが、おかげさまで最近やっとあれもこれもまたやりたいと思うことが少しずつ増えてきました。
もういろんなことで無理だけは絶対しない、むしろやりたいことしかしない(できるだけ)と決めましたが、この調子で自分のペースを取り戻したいと思います。
まあこの間も新しい萌えやら沼やらloveやらが増えたりしていたんですけどもね、うふふ。


というわけで、ジョージ・ジェントリーが終わっとるがな(涙)。

しかも「今まさに終わりました」みたいな記事タイトルですが、1年も前に本国で放送終了してますからね(遅)。


主演のマーティン・ショウさんは今年で73歳。
刑事ドラマの主人公を務めるのも厳しいという判断もあったのでしょうが、イギリスの俳優さんたちは舞台俳優も兼任している方も多く、身体が資本だということがよくわかってらっしゃるのか、長寿で生涯現役の俳優さんも少なくありません。マーティンさんもぜひ元気で長生きなさって、またドラマでもお姿を拝見したいと思います。

さて、『孤高の警部 ジョージ・ジェントリー』、昨年(2017年)5月の本国での放送をもって、終了したようです。
8シーズン目で、最終シーズンは全2話。
1960年代のイギリスの社会問題を、刑事ドラマの体裁を取りながら、誠実に描こうとした秀逸なドラマでしたが、最終シーズンではついに1970年代に突入したようです。

2017年1月20日の記事ですが、日本でも終了のニュースが流れていました。
■英国ミステリー『孤高の警部 ジョージ・ジェントリー』がシーズン8で終了へ

■Inspector George Gently(IMDb)


シリーズ8(最終シーズン)のエピソードタイトルは、
・Gently Liberated
・Gently and the New Age
だった模様。


気になる日本での放送ですが、わたくしまたしても、見はぐっていた1話を見はぐってしまったことに気がつきました(哀号)。
何度目だ。
またAXNミステリーさんで再放送があることを祈ります。


■AXNミステリー公式
孤高の警部 ジョージ・ジェントリー



AXNミステリーのエピソードガイドが、全部「シーズン1」第○話という全シーズン通し番号でまとめられていて、何シリーズ目の何話目を見逃したのか、わかりにくいったらありゃしませんよ。(八つ当たり)

自分用のメモとして以下、全シリーズまとめました。
エピソードの日本語タイトルはAXNミステリー放送のもの、シリーズ後ろの( )内は本国での放送年。
エピソードの先頭の<>内の番号はドラマ全体の通し番号です。


Pilot (2007)/パイロット版
<1>   "Gently Go Man"/「再挑戦の始まり」

Series 1 (2008)/シリーズ1
<2> #1 "The Burning Man"/「裏切りの末路」
<3> #2 "Bomber's Moon"/「偶然が犯した罪」

Series 2 (2009)/シリーズ2
(ドラマの原タイトルはシリーズ2から"'Inspector George Gentl"に変更)
<4> #1 "Gently with the Innocents"/「沈黙は永遠に」
<5> #2 "Gently in the Night"/「奔放への報い」
<6> #3 "Gently in the Blood"/「憎しみの残影」
<7> #4 "Gently Through the Mill"/「新たなる挑戦」

Series 3 (2010)/シリーズ3
<8> #1 "Gently Evil"/「隠された正体」
<9> #2 "Peace and Love"/「混沌のキャンパス」

Series 4 (2011)/シリーズ4
<10> #1 "Gently Upside Down"/「破滅への道」
<11> #2 "Goodbye China"/「裁かれる者」

Series 5 (2012)/シリーズ5
<12> #1 "Gently Northern Soul"/「ノーザン・ソウルの夜に」
<13> #2 "Gently With Class"/「歌声の行方」
<14> #3 "The Lost Child"/「消えた子供」
<15> #4 "Gently in the Cathedral"/「ジェントリー汚職疑惑」

Series 6 (2014)/シリーズ6
<16> #1 "Gently Between The Lines"/「死の真相」★
<17> #2 "Blue for Bluebird"/「キャンプ場に潜む闇」
<18> #3 "Gently With Honour"/「ホープウッドの秘密」
<19> #4 "Gently Going Under"/「炭鉱町の闘い」

Series 7 (2015)/シリーズ7
<20> #1 "Gently with the Women"/「被害者の声」
<21> #2 "Breathe in the Air"/「巨悪への挑戦」
<22> #3 "Gently Among Friends"/「ゆがんだ友情」
<23> #4 "Son of a Gun"/「若者たちの叫び」

Series 8 (2017)/シリーズ8(ファイナル)※2018年6月2日現在日本未放送
<24> #1 "Gently Liberated"
<25> #2 "Gently and the New Age"


脚本が濃いドラマだったこともあってか、1シリーズの話数がアメリカのドラマなんかに比べると少ないですね。

わたしは★印のエピソードだけ見られていません。
シリーズ5の最後で「少年漫画の引きかよ!」と突っ込んだ覚えがあるのですが、シリーズ6で見事(?)復活を遂げたはずのジェントリーとバッカスを見られていないことになります。
人様の感想を拝見していると、バッカスいろいろいやになって警察やめるとかジェントリーと別れるとか(?)言い出してだだこねたけど、そのあとドラマが続いていることを見ると元さやに収まったんですよね。
バッカスの、口では何のかんの言っていてもguv大好きっぷりがだだ漏れで、ほほえましいことでございます。
もう惚れたって言えよ。
早く見たい。

UK盤と北米盤ではDVDも出ているのですが、日本ではそこまで人気がないせいか、ディスク化はされていない模様です。
『ブラウン神父』が日本でも一気にディスク化されるのを見ていると、日本人は社会問題を扱った刑事ドラマよりも、謎解きミステリーが好きな人が多いんだなあと思いました。わたしはどちらも好きなので、謎解きもの偏重になってしまうのは残念なのですけれども、確かに気軽に見られるのは謎解きミステリーですね。日本では疲れている人が多いのかも知れません。

シリーズ7まで放送してくれたので、最終シーズンもなるべく早めに放送してくれることをお待ちしています、AXNミステリーさま。
(AXNになってから早かったのに、これも丸1年以上待たされているのを見ると、やっぱり謎解き好きさんが多いからなんでしょうね。)

最終シリーズではバッカスは少しは大人になったでしょうか。
そんなのバッカスじゃないです。



***


ところで、エキサイトブログ様から、「わたしの好きなドラマ」「映画」で記事を書きませんかというお誘いをいただいていたというのに、それもすっかり過去の話になり、キャンペーン(だったようです)も終了しておりました。
せっかくわざわざお声がけいただいたのに、申し訳ありません。






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by n_umigame | 2018-06-02 12:09 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

『オリエント急行殺人事件』(2017)

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■公式サイト「オリエント急行殺人事件」

1974年にも映画化されたアガサ・クリスティの名作ミステリーをケネス・ブラナーの製作・監督・主演、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファーら豪華キャストの共演で新たに映画化。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、富豪ラチェットが刺殺された。教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人という目的地以外は共通点のない乗客たちと車掌をあわせた13人が、殺人事件の容疑者となってしまう。そして、この列車に乗り合わせていた世界一の探偵エルキュール・ポアロは、列車内という動く密室で起こった事件の解決に挑む。主人公の名探偵ポアロ役をブラナー、事件の被害者ラチェット役をデップ、未亡人役をファイファーが演じるほか、教授役にウィレム・デフォー、家庭教師役にデイジー・リドリー、公爵夫人役にジュディ・デンチ、宣教師役にペネロペ・クルスが配されている。
(映画.comより、画像も)


 アガサ・クリスティーの『オリエント急行の殺人』(または『オリエント急行殺人事件』)を映画化した作品です。映画化は3度目。ほかにITV版のデヴィッド・スーシェがポワロを演じたドラマの『オリエント急行の殺人』など映像化作品があります。
 映画は1974年のシドニー・ルメット監督作品『オリエント急行殺人事件』が有名ですが、時代を現代にアレンジした『オリエント急行殺人事件 : 死の片道切符』(2001)という作品もあります。アルフレッド・モリーナがポアロ役でした。(興味のある方はレンタルしてみてくださいませ。わたしの感想はこちらになります→



 以下、2017年版の感想です。

 犯人についてのネタバレはありません。

 酷評しています。ケネス・ブラナーのファンの方やこの映画が好きな方も、ここで回れ右で願います。

アガサ・クリスティーの小説が映像化されると必ず、トリック重視ではないから、謎解き重視の大人の遊戯ではなくなっていたから、ダメだ(重すぎる、陰気だ、楽しくない)という感想が一定数出てきます。
しかし、「今」クリスティーの小説をわざわざ映像化するのなら、「今」その作品を映像化される意義を、必ず問われると思います。その結果、昔なら気にしなくてよかったことに配慮して重くなってしまったという解釈は、ぜんぜん「あり」です。
ですので、わたしがこの映画の解釈(すらしていないと思いましたが)と、この映画はnot for meだったと思ったのは、トリック重視でなくなって楽しくなかったからではない、ということだけ、最初に申し上げておきます。


以下、以上のことをご了承いただいた方のみお入りください。
パンフレットを買っていないので、細かい描写の齟齬や勘違いなどがありましたら、ご指摘ください。







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by n_umigame | 2018-05-27 23:58 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(2)

ITV版「メグレ警視」シリーズ1~2(4話)

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■AXNミステリー公式HP
 

「Mr.ビーン」のローワン・アトキンソン主演!
「刑事フォイル」「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」の製作陣が手がけた、ジョルジュ・シムノン原作の本格ミステリーシリーズ
看板番組「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」「刑事フォイル」が完結し、これらの後任を担う番組としてITVが2016年に放送した最新作。初回放送時7,200,000人の視聴者かつ28.8%のシェアを獲得し、文句なしの大ヒットとなった。
「刑事フォイル」のプロデューサー、「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」の脚本家が、日本ではファンの多い「Mr.ビーン」のローワン・アトキンソンを主演に迎え手がけた、本格ミステリーシリーズ。
(AXNミステリーより・画像もすべて)

***

あれだけ「日本で放送してほしい!」と大騒ぎしておきながら、せっかく放送していただけたのに感想をアップしないのも不義理かと思い、遅ればせながら感想をまとめておきたいと思います。

めちゃくちゃ長いので、ご用とお急ぎのない方だけ以下どうぞです。

***

キャストについてなどはこちら()の記事で一度ご紹介していますので、今回は実際に見た感想をつらつらと書かせていただきます。


***

最初から総評となりますが、「運命の修繕人」メグレを、とかくフランスとはそりが合わない因縁の仲のイギリスの人が描くとどうなるか、というところに、興味津々でした。(イケズ)
配役に関しては、先に記事にもアップしましたとおり、止め絵で見ている限りでは不安も不平もありませんでした。
原作のメグレはビッグ&ファットガイ(だけど身軽)なので、ローワン・アトキンソンの細長いシルエットとは正反対なのですが、実際に動き出しても視覚から入ってくるキャラクターのイメージでこれは飲み込めないという人はいませんでした。

ウィキペディアの当該ページによりますと、ロケはイギリスではなく、ブダペストとハンガリーで行われたそうです。
Maigret (2016 TV series)
https://en.wikipedia.org/wiki/Maigret_(2016_TV_series)

セットなどをPinterestにアップしている方がありました。
http://dominichyman.co.uk/2017/01/04/maigret/
↑ちょっと生々しい画像もあります。

https://www.pinterest.jp/location007/maigret-2016/
眺めているだけで眼福であります。

それで、だからというわけでもないのですが、全体的にあまりフランスっぽく見えなかったのだけが残念でした。
本当に細かいところなのですが、内装や衣装など、フランスを意識しているんだろうなということはわかるのですが、それがかえって、これがイギリスの人が作ったドラマだということが透けて見えてしまっているように感じてしまいました。そもそも英語で話してますしね。
キャラクターの名前だけフランス語風に発音していて(英語ならメグレの名前も「メイグレット」というように発音しそうです)、パリとか固有名詞は英語の発音ですし、原作(原文?)では「パトロン」と呼ばれているメグレが「チーフ」と呼ばれているのも、原作既読組には座りが悪かったです。
そういう細かいところの積み重ねが全体を作っているので、やはり細部も大事だなと思いました。

ローワン・アトキンソンのメグレは、決して悪くはないのですが、メグレ警視かと言われるとやはり違うかなというのが正直な感想です。
メグレは元々、個性があるんだかないんだかわからないようなキャラクターですが、あるものはあるとして受け入れる、清濁併せ呑む懐の深さがあります。ただそこにいるだけなのですが、その「ただそこにいる」存在感が頼もしいのです。
そこをローワン・アトキンソンは「無表情で受け流す」という演技でメグレを演じていて、それはそれで落ち着いた感じで良いのですが、茫洋としてつかみがたい原作のメグレというよりは、冷静沈着で有能な刑事という意味で、「打って出ている」メグレなんですね。

メグレものは何作かは早川書房から刊行されていますが、ほとんど河出書房新社から出ています。
その意味するところは、原著がいわゆる謎解きミステリーでもサスペンスでもなく、どちらかというと普通小説に近いものだからだろうと思います。

確かに、「人が殺されて、その犯人がわかる話」なのですが、人が殺されたから犯人を捜すのはメグレが警察官で、それが仕事だからです。
メグレは仕事熱心ですが、「謎」そのものに耽溺しません。
積極的に謎を解いている姿勢を読者に見せるタイプの探偵役ではありません。
場合によっては何もしていないようにさえ見えます。やがて事件は解決しますが、そこにごりごりと理屈をつけて説明するというスタイルは取りません。ですから、なぜその人物が犯人だったかとか、その犯行はその人物に物理的に可能だったのかとか、謎解きミステリーを読むつもりで読むと、消化不良になってしまいます。

メグレものは謎解きを楽しむタイプの小説ではなく、メグレという、ぬえのようなつかみどころのない、それでいて自分の人生や、身の回りの人やその有り様を、どうしようもないようなこともひっくるめて愛していることがわかる魅力的なキャラクターが、パリという街と渾然となって、見ているものを共に体験するような小説です。
わたしのようにそれがとても心地よくて、起きていることは悲惨だったり醜かったりするのに、いつまでもこのメグレのいる世界にいたいと思ってしまう人にはおすすめです。
が、謎を解くことを主眼としたこってりミステリーを味わいたいと思っていた向きには、あっさりしているうえに何を食べさせられたのかすらわからない、ということになってしまうかと思います。
ドラマは、この後者をターゲットにしたのかなと感じました。

シャーロック・ホームズとロンドン、エラリイ・クイーンとニューヨークのように、特定の都市と切り離せないタイプの探偵がいますが、メグレとパリは切り離せないものだと思います。
ローワン・アトキンソンのメグレは、このパリと半分同体化しているような感じがないように思います。ローワン・アトキンソンがどうしても典型的なイギリスの人というイメージがありますし、ほかのキャストもスタッフもイギリスの人なのだから、仕方がないと言えます。

ドラマとしてつまらないとか、クオリティが低いということでは、まったくありません。
謎解きが好きな人をターゲットにしたミステリードラマとしては、(不遜な言い方ですが)過不足なくよくできているドラマだと思いました。
でも、イギリスにはクオリティの高い謎解きミステリー小説は、たくさんあるわけです。
であるならば、なぜ、しかも今、イギリスの人がメグレものをテレビドラマにしようと思ったのか、結果成功したと言えるかと問われると、やはり疑問が残る作品かと思いました。
現在シーズン2の4話まで見ましたが、その問いには答えてもらえませんでした。

メタ的な理由、大人の事情とも言いますが、AXNミステリーの紹介にもあるように、ITVは「名探偵ポワロ」の終了を受けて、これに代わる人気定番ドラマを制作したかったようです。
「ポワロ」は、シリーズ最初の頃は1回30分番組で、ユーモアを上手に交えてた視聴しやすいドラマでした。尺が長くなり、重厚な内容も放送しだしたのはもっとあとのシリーズになってからです。
メグレは最初から長いし重いし、上述したように、イギリスの人は特に、このフランスを舞台にしたイギリス人が作った仮装フランスドラマをどういう意義をもって見ているのかという部分も疑問が残り、シリーズ3以降のロングランは厳しいのではないかと、正直感じてしまいました。
具体的には各エピソードの感想に書きましたが、ローワンさんのメグレは、原作のメグレが持っている良い意味で猥雑なところがなく、あまりにも清潔すぎます。
制作してくれたらもちろん見たいですが、もうひと味ほしいところです。

***

実際にドラマを見てからのキャラクターについて。

原作ではメグレ班のレギュラー刑事は、リュカ、ジャンヴィエ、ラポワントの3人。ほかにトランスと、<無愛想な刑事>ロニョンが登場します。
ドラマでは、一番の古株でメグレが息子のようにかわいがっているリュカは登場せず、ジャンヴィエ、ラポワント、ロニョンだけがレギュラーで登場しています。
確かに、リュカとジャンヴィエはどちらもメグレがかわいがっている部下なのですが、ややキャラがかぶるところがあり、ドラマでどちらか一人だけ採用しようとなったようですね。なぜそこでジャンヴィエを残したのかわかりませんが、リュカより名前が発音しやすいからかもしれません(笑)。
ラポワントは原作では<チビの>と訳されていますが "petit Lapointe"なので、一番年若いというほどの意味です。登場したときは新人で初々しくて、メグレの役に立とうと必死で仕事をしている様子がほんとうにかわいくてほほえましいのです。
ロニョンはメグレの部下ではなくて、モンマルトル署に所属の刑事です。まじめに仕事をしていて、気の毒な境遇の家庭なのですが、ひがみっぽい上にだらしない格好をしていることが多いため、刑事仲間からあまり好かれていません。
メグレのいるパリ警視庁(司法警察局)がシテ島のなかのオルフェーヴル河岸にあるので、単に「オルフェーヴル河岸」というとパリ警視庁を指すことがあります。日本でも警視庁のことを「桜田門」と言うような感じでしょうか。そのままずばり「オルフェーヴル河岸」というタイトルの映画がありました。(邦題『あるいは裏切りという名の犬』ジェラール・ドパリュデュー主演。一時期はやったこのハードボイルドポエムタイトル好きでした…(笑)。)フランスの警察機構についてはWikipediaなどをご覧ください。
この辺りのキャラクターは、第1話は紹介に終わった感じですね。

忘れてはならないのは、メグレ夫人の存在です。
メグレ夫婦はおしどり夫婦で、お互いのことをとても大事にしているのが伝わってくる素敵なご夫妻なのですが、ドラマは原作以上に登場シーンが多くて、うれしかったです。
演じているルーシー・コフー(Lucy Cohu)さんはやはりITVのドラマによく出てらして、『名探偵ポアロ』の「チョコレートの箱」のデリュラール夫人(冒頭で死ぬ人)、『ミス・マープル』の「ポケットにライ麦を」、ほか『トーチウッド』『ルイス警部』『ブロードチャーチ』『ミステリー・イン・パラダイス』等、日本でもおなじみのドラマに出演されている俳優さんです。わたしは『リッパー・ストリート』が一番印象に残っています。



***

以下、各話の所感です。
ネタバレになりますので、気にされる方はここで回れ右願います。








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by n_umigame | 2018-05-26 23:33 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

『ボス・ベイビー』(The Boss baby)(2017)ネタバレあり感想

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画像はIMDbより。

こちらはネタバレ「あり」感想になります。「なし」感想はこちら。→

2018年春に日本公開が予定されていますので、未見の方はこのまま回れ右でお願いいたします。

関連記事






 北米盤Blu-rayで英語音声英語字幕にて、1度だけ見た感想になります。
 ところどころ記憶違いや解釈が間違っているところなどあるかもしれませんが、おおらかな目で見てやってくださいませ。

 以下、ネタバレです。
















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by n_umigame | 2017-08-14 23:58 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(1)

『ボス・ベイビー』(The Boss baby)(2017)ネタバレなし感想




 長年日本では劇場公開がなかったドリームワークス・アニメーション作品が、このほど公開されることが決まったとのニュースが入り、ご同慶の至りでございます。
 DVD発売の記念上映を除くと、2012年8月1日に公開された『マダガスカル3』以来ですので、5年半ぶりとなります。

映画『ザ・ボス・ベイビー(原題) / THE BOSS BABY』超特報映像


 え、なんでそんな殺伐とした礼儀正しさ(@北大路公子)あふれるテンションなのって?そりゃあなた、今まで何度も期待しては失望させられるようなことが、日本でのDWA環境にはありすぎたからですよ。
 でも今回(こそ)は希望が持てるのは、DWA本体もユニバーサルの傘下に入り、日本の配給も東宝東和に変更になったこと。来年の春公開予定だというのにすでに公式サイトも(コンテンツはまだですが)できていますし、Twitterの公式アカウントも始動しています。「きちんと公開しますよ」「そのための日本語による広報も準備していますし、公開が近づいたらもっと更新しますよ、おさおさぬかりはありません」という、「仕事ができる人は仕事が早い」の法則が生きている、と思われます。よろしくお願いいたします。

 とはいえ、日本公開はかなりの周回遅れであることは事実でして、本国アメリカでは2017年3月に公開済み、すでにBlu-rayなどのソフトも販売済みです。
 最近はDWAの新作は北米盤で見るのが当たり前になっていたので(だって日本盤が出るのかどうかすらわからないし…)「ボス・ベイビー」も早速北米盤Blu-rayで視聴しました。

 「トロールズ」もいい作品で「なめてましたごめんなさい」だったのですが、「ボス・ベイビー」はそれに輪をかけて「なめてましたごめんなさい」作品でした。
 これは傑作だと思います。
 また、ネタバレあり感想では触れますが、「トロールズ」がそうだったようにオバマ大統領の時代のアメリカの作品でもあり、だからこそ「トロールズ」がそうだったように今こそ見てほしい作品だと思います。

こちらは「ネタバレなし」感想ですが、長くなるのでたたみますね。



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by n_umigame | 2017-08-14 21:52 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

映画『グレートウォール』Blu-ray各国バージョン(2017.5.7現在)

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(画像はThe Great Wall Movie Poster Galleryより)
http://www.impawards.com/2016/great_wall_gallery.html



映画『グレートウォール』を5回も観に行ってしまい、さすがに飽きるか満足するだろうと思っていたのですが、見れば見るほど細かいところをコマ送りで見たくて震えています。

となると、次に正座待機はディスクです。

とりあえず北米盤はBlu-rayのリージョンがたいていALLで、Amazon.comでお手軽に予約できるしほぼ確実に届くので(※重要)予約をしたのですが、中国語の字幕が入っていないようなので、ちょっと調べたものを、自分用のメモに記事にしておきます。

DVD/Blu-rayに関してはスチールブックでないととか、そういったこだわりがあまりないので、まとめはスタンダードなBlu-rayだけです。ご了承ください。
配信は、Amazon.comでは5月9日から開始します。

***

以下、韓国版以外はすべてAmazonの情報です。
海外のディスクはフタを開けたら仕様が変わっていたということもめずらしくないので、そのおつもりでごらんください。

***


■US(北米):2017年5月23日リリース予定
The Great Wall (Blu-ray + DVD + Digital HD)
音声: English (Dolby Digital 2.0 Stereo), English (Dolby Digital 5.1), French (Dolby Digital 5.1), Spanish (Dolby Digital 5.1)
字幕: French, Spanish
リージョン:All
※特典に削除シーンなど。字幕に明記されていませんが、北米盤にはほぼ必ず英語のクローズドキャプション(耳が不自由な方向けの字幕)もついていると思います。
フランス語とスペイン語の音声はアフレコでしょうか。これも聞いてみたい。
この映画の本国の方のTwitter公式アカウントによると、削除シーンをすべて(all)収録したとツイートしていたので、話半分でも期待しています。
本編を見ていると、103分というコンパクトな尺におさめたのはすばらしいと思いますが、やはり展開が急すぎて編集がいびつに感じる箇所が、わたしのような素人目にもところどころあって、その辺りの穴埋めも見たい。
ノベライズを読んでいると、セリフもかなり刈り込まれて、本編では必要最低限のことしか言ってないですし。

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(画像は北米盤・Amazon.comより)





■UK(英):2017年6月12日リリース予定
The Great Wall (+ digital download) [Blu-ray]
音声: English
字幕: Arabic, Spanish, Danish, Dutch, Finnish, French, German, Hindi, Icelandic, Italian, Norwegian, Portuguese, Swedish
リージョン:Region B/2
※音声は英語のみですが、字幕がバリエーション豊か。ただし東の果てはヒンディー語まで。


■FR(仏):2017年5月16日リリース予定
La Grande Muraille [Blu-ray + Copie digitale]
音声:Italien (Dolby Digital 5.1), Espagnol (Dolby Digital 5.1), Allemand, Français, Anglais
字幕:Italien, Espagnol, Néerlandais, Portugais, Allemand, Français
リージョン:Toutes les régions(=ALL)
※音声にドイツ語が入っています。しかしAmazonフランスとは過去戦った記憶があり(クリスマスシーズンにオーダーしたわたしも悪かったのですが)、届けばいいやくらいの気持ちで待ってる方がいいかもしれません。よほどのメリットがなければフランスから買わなくても良い気がします。ヨーロッパから買うと送料も高いですし。トラブルにはいちおう英語でも対応してくれますが、英語の窓口がちっさいユニオンジャックでしか表示されていなくて、フランスのひとよ…ってなってました。今は改善されてるといいですね。きっとされてないと思いますが(←)。


■IT(伊):2017年6月20日リリース予定
The Great Wall (2 Blu-Ray 4K UltraHD + Blu-Ray)
字幕:Italiano, Inglese
音声:Italiano, Inglese
リージョン:Regione B
※なぜかふつうのBlu-rayがアクティヴになっていませんでした。そしてスチールブック仕様がある…。音声字幕とも英語とイタリア語だけのすっきり仕様。


■韓国:2017年5月25日リリース予定
長城 (Blu-ray) (韓国版)
音声:英語, Portuguese, Spanish, Russian, Turkish, Czech, ハンガリー語, タイ語
字幕:英語, 中国語(繁体字), 韓国語, 中国語(簡体字), ポルトガル語, ギリシャ語, チェコ語, ハンガリー語, ポーランド語, ルーマニア語, トルコ語, エストニア語, インドネシア語, ラトビア語, ロシア語, スロベニア語, タイ語, リトアニア語
リージョン:A
※せっかくの中華圏の俳優さん達や役名が漢字で見られなかったので、中国語の字幕がつく韓国語版は欲しいと思っています。日本で公開するときくらい、漢字をつければいいのに…と思ったのですが、中国語の監修も必要になるからか、ありませんでしたね。漢字を理解できる人は漢字から得られる情報が非常に多いので、もったいないと思います。

韓国盤については下記のサイトより。


■DE(独):2017年5月18日
The Great Wall [Blu-ray]
音声:Italienisch (Dolby Digital 5.1), Spanisch (Dolby Digital 5.1)
字幕:Deutsch, Arabisch, Dänisch, Niederländisch, Finnisch, Französisch, Hindi, Isländisch, Italienisch, Norwegisch, Schwedisch, Portugiesisch, Spanisch
リージョン:?
※書いていないけど音声は英語ももちろんあると思います。ドイツ盤なのにイタリア語とスペイン語しかないのおかしいですし…。 字幕はゲルマン諸語系の言語がさすがに強いです。


***

ざっと、とりあえず以上です。
ほかの言語のものも見つけたのですが、なぜか発注できない状態だったりだったので、省略しました。ロシア語盤とか香港盤とかスペイン語盤などなど、もっとあるはずです。
海外盤の中には日本語が収録されていることもあるのですが、今わたしが把握している限りでは、諸外国バージョンにも未収力の模様です。
日本語はいずれ日本盤が出るときに見られればとりあえずいいので。


映画は、GW前には上映が終了するような雰囲気だったのに、地元でもGWいっぱいまで公開が延期されたところが多く、連休以降も1週間程度延長されているのを見て、それなりに日本では集客できたのかな? とうれしく思います。
3Dや4D、IMAXで上映開始されたところが多く、2D上映がとても少なかった上に、吹き替え版は上映がなかったようです。
上映回数が最初から少なくて、優遇されているのかそうでないのかよくわからない興業になっていました。

でもこの映画、いろいろ思うと日本で公開してくれて本当にうれしかったです。
その辺のことは改めて別記事で。





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by n_umigame | 2017-05-09 23:58 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

シャーリイ・ジャクスン原作『ずっとお城で暮らしてる』映画化

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(画像は原作邦訳の書影・出版社HPより)


※以下、2017年5月7日現在の情報です。


***

先日、久しぶりに読書会に参加させていただいたのですが、その際、課題書の『ずっとお城で暮らしてる』(シャーリイ・ジャクスン原作)が映画化するという話があったけど、あれはどうなったの? という話題になりました。

昨今、映画化やドラマ化の話が出ては立ち消えになることもめずらしくないので、これも、噂を聞いてからがけっこう長く、てっきり立ち消えになってしまったのかと思っていたら、進行していました。
失礼しました。

画像はすべてこちらのサイトからお借りしたものです。
"Sebastian Stan and Taissa Farmiga on the Set of “We Have Always Lived in the Castle”Posted on August 10, 2016"

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このお話の時代はいつごろなのだろうと思っていたのですが、この画像を見てると1940~1950年代なのかなあと思いますね…。原作の舞台はアメリカのはずなのですが、これも画像を見ているとイギリスのようにも見えます。
車に詳しい方なら、このチャールズのものらしき自動車を見て、時代と国を想像できるのかも知れません。


原作では、物語の語り手はメリキャット(メアリ・キャサリン)で、その姉のコンスタンスとの関係を中心に進行するのですが、キャストでクローズアップされているのは、『キャプテン・アメリカ』のバッキーこと、セバスチャン・スタンさんのようです。
今回、メリキャットとコンスタンスの従兄弟であるチャールズを演じるようです。
原作のチャールズはけっこうなクズなんですけど、イメージ的にファンの人はどう感じるのか、ちょっと気になるところです。

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IMDbを見ると、トップにクレジットされているのは、コンスタンス役のアレクサンドラ・ダダリオさんです。
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』とその続編、『カリフォルニア・ダウン』などに出演。Wikipediaによると、「米映画サイトTC Candlerによる「最も美しい顔」ランキングで、2012年版で3位」に選出されたそうです。
原作のコンスタンスは28歳なので、現在31歳の俳優さんはぴったりかもしれませんね。

次は、メリキャット役のタイッサ・ファーミガさん。『記憶探偵と鍵のかかった少女』で主演された俳優さんです。現在22歳。
原作のメリキャットは18歳なのですが、18歳とは思えないような、幼いまま成長が止まってしまったような少女です。画像を見ていると、せいぜい15歳くらいに見えるけど18歳と言われれば18歳かな、という絶妙な雰囲気は出ているのではないでしょうか。

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ほかの俳優さんはわたしは知らない方がほとんどなのですが、メリキャットとコンスタンスの叔父であるジュリアンに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のクリスピン・グローヴァーさん。マーティのお父さん、ジョージ・マクフライを演じた俳優さんです。(長年お見かけしたことがありませんでした…)
原作では、ジュリアンは鬱屈した思いを抱えながらも夫婦揃ってお金持ちの兄の家に居候したようなので、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のときのちょっとなさけないジョージパパを思い出すのかもしれません。
ただし『バック~』はコメディでしたが、『ずっとお城で暮らしてる』は、落ち込んでいるときに読むと呪いにかかるようなタイプのお話です。

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さて、「映画」とご紹介していますが、IMDbのリリース予定を見ていると2017となっているだけで、しかも北米だけしか表示がないところを見ると、テレビ映画の可能性も大です。
脚本の方も、フィルモグラフィーを見ている限りではテレビシリーズの作品がほとんどのようです。
ハリウッド映画で名前と顔が知れた俳優さんが何人も出演されているので、日本でもCS放送あたりでかかるかもしれませんが、ちょっと劇場にかかるタイプの作品ではなさそうですね。

画像のセットなどが美しいので、見られる機会があれば見たいと思います。

■IMDb
We have Always Lived in the Castle(2017)



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by n_umigame | 2017-05-07 22:40 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(2)

映画『グレートウォール』(2016)ノベライズとアートブック


映画『グレートウォール』のノベライズ(小説版)と、アートブック(設定資料集)がすばらしかったので、ご紹介します。

一部、映画のネタバレもありますので、未見の方はご注意ください。


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(左)原書、(右)邦訳書。




(右)『グレートウォール』マーク・モリス・ノヴェライズ/平澤薫訳(竹書房文庫)竹書房(2017年4月12日初版第一刷)
原案:マックス・ブルックス、エドワード・ズウィック、マーシャル・ハースコヴィッツ
脚本:カルロ・バーナード&ダグ・ミロ、トニー・ギルロイ

(左)"The Great Wall : the Official Novelization" Novelization by Mark Morris, Legendary, Titan Books, Feb. 2017

2ヶ月で翻訳出てるんですね。すごい。

映画のノベライズは、けっこうぺらっぺらの内容のものが多いと思うのですが、これはなかなかオススメです。
解説も目を通しておくといいと思いますし、内容も映画とけっこう違うところがあって、映画はブラッシュアップされたんだなあとか、翻訳や字幕と違うところでニュアンスの違いがあったりして、読み比べてみると楽しいです。

特に、映画を見てウィリアムとトバールのコンビにもってかれた方には、ぜひぜひご一読をおすすめいたします。
例えば、字幕では、おそらくわかりやすさ優先で、ウイリアムは上の名前、トバールは下の名前しか表示されていませんでしたが、原書を読むとどちらも上の名前で呼び合ってるじゃんとかね。
うふふふ。



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”The Great Wall : The Art of the Film” Abbie Bernstein, Titan Books, c2017

映画のコンセプト・アートブック、設定資料集です。

映画のアートブックはドリームワークス・アニメーションのものしか買わないと決めていたのに、丸1日悩んだだけで結局買ってしまいました。(実写映画で持ってるのはあと『インターステラー』だけですほんとうなんです)

このアートブックは買ってよかったです。
単体の本としてもすばらしく美しいのですよ。

↑は表紙。
俳優さんがいい感じで描かれています。特にマット・デイモンは、ウィリアムのいいところがよく出ている気がして、お気に入りです。
いい表情ですね。

装丁も凝っています。
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                                背。

背はかがり糸が見えるようになっています。糸は赤。きれいな赤です。
最初、乱丁かと思って購入先のAmazonに問い合わせてしまったのですが、Twitterでお世話になっている方から教えていただいた画像で、これはこういう装丁だということがわかりました。Amazonさんごめんなさい。フォロワーさんいつも貴重な情報をありがとうございます。

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                         のど。

金箔で色つけしてあります。
ちょっと心配なのが、金箔の色つけは時間が経過すると黒くなることがあるのですよね。
特に洋書の品質についてはこのあたりはやや心配かもです。
しかし今はとても美しいです。
あいだあいだから見える白いものは、中に挟んである紙です。印刷が擦れないようにしてあったのだと思います。
洋書でこんな細やかな気配りがされた本、初めて(笑)。

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わかりにくいかもしれませんが、綴じ糸が赤でおしゃれです。
雄大な中国の山岳。美しい絵で、ここだけでも飾っておきたい。


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                        長城の設定。

映画に出てきた長城は、IMDbのトリビアによると、特にどことは決めていなくて、観客の想像にまかせているそうです。

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裏表紙。

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                         クライマックスのシーン。

ノベライズによると、あそこは仏塔らしいです。
言われてみれば大雁塔みたい。
この色鮮やかなステンドグラスの装飾は、チャン・イーモウ監督らしいですね。
チャン・イーモウ監督は、色彩感覚が独特で美しい監督さんだと言われていますが、俳優さんの趣味もいいなと思うことが多いです。

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まだ開封していない、封蝋がされたもの。
勅命でも入ってるんでしょうか。洋封筒だけど(笑)。

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何かの図が入っているらしいですね。
もったいなくて封蝋を切れない。

ほかにもトレーシングペーパーに色刷りしてあるところが何ページもあったりと、かなり力を入れて造本されていることがわかります。
お金をかけて作っていますね。
タイタン・ブックスはほかのアートブックも何冊か持っていますが、いつもこんなに凝っているわけではなかったです。
造本が凝っているわりには、ほかのアートブックより少しお安かったので(買ったとき少し円高だったからというのもあるかもしれませんが)、なかなか良心的だと思います。

アートブックは、映画の印象そのままという感じの配分でした。
つまり、人間に関しては、主人公のウィリアム以外は、それぞれ2~4ページずつくらい、群像劇のように紹介してあります。
残りの、実に本の半分くらいは、饕餮(とうてつ)饕餮饕餮饕餮、ほぼ饕餮たん。
初期イメージからだんだんこうなってきたのね、という感じで、めくってもめくっても緑色。

饕餮たん好きさんにはぜったいオススメします。
この漢字見てるとあの映画の饕餮たん、なんであんなになったのかわかる気がしますね。このうじゃっと、ごじゃっとした感じが。
漢字って象形文字なので、漢字から実物を想像するというのは理にかなっていると思います。


この映画が好きで好きでたまらないという方には、例え文字の部分が読めなくても、絵や写真を見ているだけで十分元が取れると思います。文章の部分もそんなにたくさんありませんし。

文章の部分をまだ全然読めていないので、必要があればこの記事に追記したいと思います。






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by n_umigame | 2017-04-24 00:03 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

『グレートウォール』(2016):さらっと感想編

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■映画『グレートウォール』公式サイト 2017年4月14日(金)公開

約1700年かけて作られた人類史上最大の建造物と言われる万里の長城。その建造の真の目的が明かされる、チャン・イーモウ監督によるファンタジックなアドベンチャー。世界中を旅し、辿り着いた万里の長城で、中国中から集められた戦士と共に人類を守るための戦いに挑む男ウイリアムをマット・デイモンが演じる。
(Movie Walkerより)


■予告編



なんですかこのたのしいえいが!(※感想がひらがななところでいろいろ察してやってください)
もう、この映画、大好きです。

1回目を見たあとにパンフレットはもちろん買って、読んで、すぐサントラ買ってノベライズ買ってアートブック買って一週間後に2回目見に行ってノベライズの原書買って来月(2017年5月)に出るUS盤のBlu-ray予約して、イマココ。
我ながらこれは『インターステラー』のとき以来の剛速球ハマりっぷり。『インターステラー』のときはちょうど諸事情あって映画館に見に行けなかったので、今回は後悔しないようにあともう一回くらい劇場で見たいなと思っています。
だってすぐ終わりそうなので!(泣)
なので!

なので、もし気になっている方でこのブログにたどりついてしまった方はぜひお早く!

…ということで、春休み後でゴールデンウィーク前のハコ穴埋め的な扱いを見ていても、映画館によく行かれる方ならお察しのタイプの映画ではありますが、わたしはこれ大好きです。

客観的な評価なら★取り5点満点中3個でもおまけかなあというところですが、主観的にはあとで述べる理由からもほぼ★5点作品です。



以下、ネタバレしています。
未見の方で、自分はこの映画好きそうなにおいがすると感じておられる方は、ぜひ前情報なしで観に行ってくださいませ。





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by n_umigame | 2017-04-23 23:37 | 映画・海外ドラマ | Trackback(1) | Comments(0)

ドリームワークス・アニメーション長編新作の制作が(また)中止



2018年2月に公開予定(北米)だったドリームワークス・アニメーション(以下DWA)の長編新作"Larrikins"(ラリキンズ)の制作が中止されていました。

■Tim Minchin's Outback animation 'Larrikins' cancelled at Dreamworks

■Larrikins: DreamWorks cancels Tim Minchin animated movie

『長ぐつをはいたネコ』の監督でもあるクリス・ミラーさんがティム・ミンチンさんと共同監督で進められていたこともあり、期待していたのですが、残念です。
ティム・ミンチンさんも、この4年間を捧げてきたのに…ととても残念な様子。

DWAが買収されてからこれで『クルードさんちのはじめての冒険』の続編に続き2作目の制作中止になります。今回も親会社の意向が強かったようです。

2014年6月当時に発表されていたDWAの長編新作は以下のようなラインナップでした。
参考記事:

『ヒットマン:エージェント47(原題)』は2015年2月27日公開
『キャプテン・アンダーパンツ(原題)』は2017年1月13日公開
『ムンバイ・ミュージカル(原題) / Mumbai Musical』は2017年3月10日公開
『ザ・クルーズ2(原題) / The Croods 2』は2017年11月3日公開
『ラリキンズ(原題) / Larrikins』は2018年2月16日公開
『マダガスカル4(原題) / Madagascar 4』は2018年5月18日公開
『プス・イン・ブーツ2:ナイン・ライブス&40 シーブス(原題) / Puss in Boots 2: Nine Lives & 40 Thieves』は2018年11月2日公開
(いずれも2014年6月当時)

このうち公開が決定しているのは今年(2017年)秋公開予定の『キャプテン・アンダーパンツ(原題)』のみ。


『マダガスカル4(原題) / Madagascar 4』は企画自体が白紙に戻っていて事実上無期延期、
『ヒットマン:エージェント47(原題)』『ムンバイ・ミュージカル(原題) / Mumbai Musical』に至っては、いつの間にか立ち消え、
『プス・イン・ブーツ2:ナイン・ライブス&40 シーブス(原題) / Puss in Boots 2: Nine Lives & 40 Thieves』はIMDbに2021年公開で返り咲いているものの、公式のアナウンスは現状なし。

…という、何とも悲しくも寒々しい状況です。


最新作はまもなく(3月31日)公開される"The Boss Baby"です。
トム・マクグラス監督の作品なのでこちらも期待しているのですが、インタビューでなぜDWAで働いているのかという趣旨の質問があったようです。
マクグラス監督は「ただDWAが大好きだから」と答えてらっしゃいましたが、何と言いますか…旭日の勢いの会社に勤めている人にそんな質問自体しませんよね…? よいように考えて、アメリカでは才能や実力のある人はどんどん転職(ジョブチェンジではなくカンパニーチェンジ)してキャリアアップしていく人が多いので、マクグラス監督のように才能のある人が、なぜDWAに勤め続けているのかと聞きたかったのかもしれません。しかし、それにしても勤め人には返答しづらいことで、失礼な気がしました。
いつも静かに微笑みながらインタビューには答えてらっしゃるマクグラス監督も、さすがにちょっとお気に障ったのでは…? という表情に見えたのは、ファンの勘ぐりすぎでしょうか。


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by n_umigame | 2017-03-26 23:43 | 映画・海外ドラマ | Trackback | Comments(0)